ベイスターズさん、自ら勢いを止める問題

 前日に大勝したベイスターズさん。このまま勢いに乗りたいですね。

  先発は大貫投手でしたが、初回から着実に失点を積み重ねて1回1/3で4失点。低めに入った変化球を軽々と打たれていました。ストレートのキレはよかったと思うのですが、変化球はよくなかったみたいですね。低めに入っていても打たれるのは、やはりキレが悪かったんでしょうね。

 今季の大貫投手は早期KOが多すぎますね。一旦、ファーム調整した方がいいんじゃないかなあと思いました。

 試合は2回で7失点。宮崎選手のフィルダースチョイス、桑原選手の平凡なフライエラーと、凡ミスが重なって、試合を自ら棄てるような内容でした。大貫投手のテンポの悪い投球が導いたプレーともいえるかもしれません。

 打線は負けなし宮城投手から3得点。序盤に試合がダレてしまったので、緊張感のないなかでおまけで取れたような得点だったように見えました。しかし伊藤光選手が15球粘って四球をもぎ取ったり、知野選手のプロ初安打初本塁打など、次につながるプレーも随所に見えました。

 それにしてもオリックスの宮城投手はいいピッチャーだなあ。150㎞のストレートと100㎞前後のカーブがあるってすごいわ。

■試合のリズムの悪さとエラー

 投手のリズムの悪さから守備がダレてしまう。集中力が切れてしまってエラーをする。アマチュアではよく見られる場面かもしれませんが、大金をもらっているプロの選手にそれをやられると、ちょっと、さすがになあと思ってしまいますね。

 ただ、ペナントレースってやつは6勤1休ペースで行われるんですよね。悪い流れを断ち切ろうとしても、気持ちを切り替えようとしてもすぐに翌日には試合が行われる。なので、いい流れ、悪い流れが反映されやすいのがプロの試合なのではないかと思います。

 「気持ちの切り替え」は、プロの選手にとってとても必要な能力なのだと思います。だからこそ、負けが込んだチームほど、どんどん切り替えていかなくてはならない。負のオーラを積み重ねてもいいことは一つもありません。反省すべきところは反省して、明日はまた切り替えて、いい試合をしてほしいなあ。

 

【2021年5月25日オリックス戦】

オ250320200|14

横000201011 |5  

横浜スタジアム(ホーム)

De5-14オリックス

敗戦投手 大貫 (1勝5敗0S)

本塁打 オースティン 7号(4回裏2ラン) 、 神里 3号(8回裏ソロ) 、 知野 1号(9回裏ソロ)※Deのみ