ベイスターズさん、投手戦での得点が長年の課題問題

 前日に心地よい勝ち方をしたベイスターズさん。このまま波に乗れるといいのですが。

  1日遅れの更新となってしまいましたが、22日の先発は濵口投手。課題の初回をなんなく乗り越え、リズムよく投げ込む好投でした。魔球チェンジアップのコントロールが抜群によかったです。マスクを被るのは伊藤光選手。伊藤選手のリードによるものかどうかわかりませんが、1球目からチェンジアップを主体にしつつ、カーブ、スライダー、ストレートを上手く織り交ぜる配球でした。1球目チェンジアップ・2球目チェンジアップ・3球目ストレートで打ち取るなど、ときどき相手打者の裏をかくような感じの配球もあったりして、観ていて楽しかったです。

 濵口投手は、3回裏にヤクルト西浦選手に手合い頭のようなソロ本塁打を打たれてしまいますが、その1失点のみ。対するベイスターズ打線はヤクルト先発のライアン小川投手の老獪なピッチングに手が出ず。3塁も踏めないような状況でした。

 0-1スコアのまま、試合は9回へ。ベイスターズさんは無死ランナー3塁のチャンスを作るも、リリーフ登板のヤクルト・マクガフ投手から得点を挙げることができずに敗退してしまいました。

 前日は石山投手のストレートを狙い撃ちすることができました。しかしマクガフ投手はストレートのほか、カットボールツーシームと、芯を外す速いボールを持っています。球種を絞りづらかったのではないでしょうか。

■三浦監督が掲げる「得点力」問題はまだまだ課題のまま

 昨年、1昨年前までであれば、本塁打1発で同点、逆転へと持ち込む展開も作れたのですが、今季に関してはそういう展開を作ることもなかなかできませんね。前日のように本塁打以外にもつなぎながら得点をあげるなど、さまざまな得点バリエーションを作っていきたいところです。今季はもちろん来季以降のチーム作りを考えるにあたり、投手戦を勝ち切るような「得点力」をつけることが、課題ではないかと思います。シーズン当初から三浦監督は「得点力」を課題としていましたが、まだまだ、この課題は未解決のままですね。

 でも、この試合はいい試合でしたよ。今後もいい試合を続けてほしいです。

【2021年5月22対ヤクルト戦】

横000000000|0

ヤ001000000|1  

明治神宮野球場(ビジター)

De0-1ヤクルト

敗戦投手 濵口 (2勝4敗0S)