阪口皓亮が振りまくベンチでの笑顔問題

 7連敗中のベイスターズさん。真っ暗闇の中でなかなか光が見いだせない状況にありますが、それでも前を向いて、次の試合へと臨んでほしいと思います。

  本日の先発は阪口投手。立ち上がりから150㎞レべルのストレートをポンポン投げていきます。2回にストレートを押っ付けられて連打で先制点を取られてしまいますが、その後もリズムよく投げ込む好投。5回1失点という結果でした。

 対して、打線は相手先発の今村投手を打ちあぐんでしまいます。前回も好投されているので、ベイスターズさんとしては嫌な印象を受けているのではないでしょうか。

 6回表にもセンター守備・桑原選手がセンター前に落ちそうな打球に飛び込むも後ろに逸らし、3ベースにしてしまい、その後、内野ゴロで1失点。2点ビハインドとなってしまいました。しかし、平田投手は焦らずに後続を断つピッチング。投手戦で試合は終盤へと向かいます。

 7回以降はベイスターズさん自慢の勝ちパ投手陣が巨人打線を全て三凡にする素晴らしい結果をもたらします。

 投手陣がテンポよく、ポンポンと三凡に切ってくれると、なぜか流れが変わることがありますね。不思議なんですけど、これは相手野手だけでなく、相手投手陣にも焦りを感じさせられるからではないかと思っています。1点を争うゲームとなると「抑えなければいけない」という想いが身体に余計な力をいれてしまうんではないかと。これは私の勝手な推測なんですけどね。また、1点もやれない試合になると守備体系も変わってくる。前進守備の間をつけば長打にもなりやすいですしね。そうなると一気に試合は動きやすい。

 本日の試合も、7回裏にソト選手が本塁打。8回裏にはオースティン選手がタイムリー内野安打と、試合が動き、同点に持ち込みます。

 久々に9回まで同点と最後まで痺れる試合となりましたが、9回裏は相手抑えのビエイラ投手の160㎞近いストレートに押されてしまい、引き分けとなってしまいました。

 できれば勝ちたかったですけど、見ごたえのあるいい試合でした。なんか、阪口投手が投げるといい試合になりますね。なんででしょうね。

■試合を楽しんでいる感もある阪口投手

  阪口投手が先発で投げている日。ベンチにいる阪口投手っていつもニコニコしている印象がありますね。見ているファンもほっこりします。”やきう”を楽しんでいる感があります。

 ベンチ内で難しい顔をしている選手が多かったり、ましてや悔し涙をベンチで流している姿を見せられてもあまりいい気はしません。ベンチの選手やコーチもそう思っているのではないでしょうか。ニコニコしている若い選手がベンチにいると、元気がでてくるっていう選手もいるんじゃないかなあ。

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 阪口投手は2年前にオーストラリアで武者修行をしているんですね。ニコニコの原点はオーストラリアにあったのかもしれません。

 150㎞近いストレートに緩いカーブを織り交ぜ、カットボールなどで芯を外し、スプリットでゴロに打ち取るスタイルのピッチングを見せる阪口投手。今季は牧選手の影に隠れていますが、大ブレイクの予感すらします。

 今後、悪い結果となってしまう日あるでしょうが、どんなときも”やきう”を楽しめる投手に成長してほしいなあと思います。

 

【2021年4月18日対巨人戦】

巨010001000|2

横000000110|2

横浜スタジアム(ホーム)

De2-2巨人

本塁打 ソト 1号(7回裏ソロ) ※Deのみ