大貫晋一のピッチングは何がいいのか問題

 連敗が続いていますが、打線にやや兆しが見えているような気がします。

 ■先制と中押し、ダメ押し。そして好投

【2020年7月23日対ヤクルト戦】

 本日はDe大貫、ヤクルト高橋の先発を担いたい若手投手対決です。高橋投手は初回ストレートが走らずに、立ち上がりが崩れるも、2回からは変化球主体のピッチングで立ち直ります。大貫投手は序盤から打てそうで打てないピッチングを続けます。

 ベイスターズ打線は初回に高橋投手を攻め、中盤に戸柱選手のソロ本塁打、後半には佐野選手の2ランでヤクルトを突き放します。

 大貫投手は抜け球もあるし、逆球もあるし、ど真ん中に投げ込むこともある。いいとは言い切れないけど、なぜだか、相手打者をサクサクっと抑えていきます。気づいたら7回2死までノーヒットピッチング。久しぶりに完全に投打がかみ合った試合が見れました。ベイスターズ、連敗ストップです。

■適度な荒れ球と球種の多さ、そして球速差

 本日の大貫投手、何が良かったんでしょうかね。間違えなく、コントロールはよくなかった。ストレートもキレがあったとしても140㎞台です。プロでいう打ちごろの球速ではないでしょうか。

 しかし、カーブは110㎞台。球速差がありますね。もう一つ、ストレート系には右打者の内角に食い込んでいくようなツーシームもあります。ちょっとだけ、バットの芯を外しているんでしょうね。

 また、コントロールが悪いといっても7イニングで四球は2。いつだかの楽天戦初回6失点とは違い、ストライクは入っている。ストライクゾーンの枠内で荒れてたっていうことなんでしょう。ほかにも大貫投手は、ストレートとツーシーム、カーブのほかにスライダーとスプリットも投げる。球種も多いし、荒れ球だからコースも読みづらい。だから相手打者も的を絞りづらいのかな。知らんけど。

 さて大貫投手、こういったピッチングをほかのチーム相手でもできるのでしょうか。次は違った形のピッチングになるのか。次回登板が楽しみです。

 

 

ヤ000000000|0

横30000120× |6

横浜スタジアム(ホーム)

De6-0ヤクルト

勝利投手 大貫 (2勝2敗0S)

本塁打 戸柱 2号(6回裏ソロ) 、 佐野 2号(7回裏2ラン)