切り替えられる男・三嶋一輝問題

 広島3連戦、1勝1敗。ここもなんとか勝ち越したいですね。

 【2019年4月14日対広島戦】

 先発は井納投手。荒れそうで、荒れないまま6回まで本塁打1本の1失点。しっかり粘りの投球をしつつも7回にいつもの病気というか、急に崩れかけましたね。ラミレス監督は7回先頭打者1本の安打で交代しました。

 打線は相手先発の九里投手をなかなか打ち崩せなかったものの、4回に円陣を組んだおかげなのか、3得点。8回にはソト選手のソロ本塁打で追加点をあげました。筒香選手がケガでスタメン落ちをしましたが、全員野球で勝利。3カード連続での勝ち越しとなりました。

 さて、本日、スポットを当てたいのは三嶋投手です。7回のピンチにパットン投手を投入したため、本日はセットアッパーとしての登場。点数差も少ないリードしている中での8回での登板は今までなかったのではないでしょうか。

 多分、パットン投手はシーズン序盤からあまり調子がよくないのと、広島戦に弱め。三嶋投手は広島戦に相性がいいという理由もあっての1日限りの配置転換だったのではないかと思われます。

 ピンチの中でのパットン投手の好投もよかったですが、キーポイントとしてあげたいのは8回2死1塁、2-2カウントで1塁ランナーの田中選手が飛び出したものの刺せなかった。さらに嶺井選手が後ろに逸らしてしまったことで2死2塁に。当時は1点差だったので、大ピンチです。そしてフルカウントに。

 悪い流れが動き出しそうになったところでしたが、三嶋投手、しっかり腕を振り切って、インローのスライダーで空振り三振を取りました。

 この三振がソト選手の本塁打を呼び込んだといっても過言ではないのでしょうか。

 起きてしまったことは仕方ない。一つ一つ切り替えて今置かれている現状を打開していく。三嶋投手はこういうことができる投手になったんだなあと勝手に感慨にふけってしまいました。

 井納投手もね。7回あたりは相手打線も目の色を変えてきますので、切り替えて、気を引き締めて投げられるようになれたらいいのになあと思います。

 今のリリーフ陣は、エスコバー投手やパットン投手の成績が今一つだったり、三上投手が2軍落ちをしてしまったり、いい面では国吉投手161㎞出した問題など、話題に事欠きません。ですが、三嶋投手の存在を忘れてはなりません。忘れてないか。とにかく、今のチームにとって本当に大事な存在になりましたね。

 今後ともよろしくお願いいたします…だよー。

4月14日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-2広島

勝利投手 井納 (2勝0敗0S)

セーブ 山崎 (1勝0敗2S)

本塁打 ロペス2号(4回裏2ラン)、ソト6号(8回裏ソロ)※Deのみ