パットン将軍のストレートは諸刃の剣問題

4月21日 横浜スタジアム(ホーム)

De2-2中日

 関東地方はやや肌寒い1日でした。本日観戦された皆様、選手、スタッフの皆様お疲れさまでございます。延長12回引き分けという結果でしたが、なんでしょうか、天候と結果は比例するものなのでしょうか。肌寒い結果でしたね。

 それでもベイスターズサイドはさまざまな工夫が見られたように思えます。倉本選手のセーフティーバント、荒波選手の走塁、梶谷選手の強引な引っ張りによる進塁打。選手たちがなんとか勝利をもぎとろうという気持ちが表れてました。白崎選手が2ストライク後に外角の変化球をレフト前に持っていったのも、工夫の表れだったように思えました。延長11回の三振はまるでタイミングがあってなかったのですが、あれは何の球を狙ってたのでしょうかね。白崎選手に関しては、言いたいことが山ほどあるのですが、今日はやめときます。

 中日投手陣の又吉、田じ魔神のシュート、シンカー系のボールはちょっと、ベイスターズの左打者陣にとっては、なかなか厳しい球で、打ちあぐんでましたね。石川選手はアウトコース大好きっ子なので、上手く合わせてましたけどね。ああやって、しっかり踏み込んで左方向へのバッティングを心掛けてほしいです。苦手意識を持たないようにしてほしいですね。

 本日はなんといってもパットン将軍の1球に尽きます。2死2ストライクをとってからの平田選手の本塁打。1球に泣きました。配球は初球のスライダー以外は全部ストレート。外のストレートがシュート回転して内に入ったところを痛打されてしまいました。

 素人考えですが、外れてもいい外のスライダーを一球入れて、インズバストレートで決める。みたいなことができなかったかなあと思ったりします。確かに、キャッチャーの構え通りに外にストレートが決まれば、一発はなかったでしょう。ファールで逃れられるか、振り遅れて空振り三振で決まる可能性が高かったと思います。

 タイトル通り、将軍のストレートは諸刃の剣。前日に山口俊のストッパー時代に似ていると書きましたが、中に入ってきたら一発決められてしまう可能性があるんですよね。コントロールも完璧ではないですし。ボールに力があっても、相手もプロの打者なので、合わせられることはできるでしょう。となると、どううまくタイミングを外せるかどうかがカギになるのだと思います。

 広島戦・中日戦とやられてしまったパットン将軍ですが、バッテリー間でがっつりと話し合って、次の試合に備えてほしいと思います。