対広島戦と石井琢朗のやりたい”やきう”問題

 夏場の9連戦最後のカード、マツダ広島戦です。

 先発は森唯斗投手。先制するも3回裏に連打を食らってノックアウト。マウンドを京山投手に渡しますが、京山投手も失点してしまって、序盤に大量失点です。

 打線は牧選手がソロ弾で追い上げムードを作るかと思いきや、坂倉選手の本塁打や内野ゴロ間の失点などもあって、大差で敗退となりました。こういう試合も年に何回かありますよ。勝ちは勝ちで負けは負け。

 大量失点はエンドランを連続して決められてしまったのが大きかったですね。ずっと1,3塁を作られてしまい、投手がどうにもならなくなって失点を重ねてしまう。広島さんは長距離打者が少ないのですが、しつこくしぶとい打線です。今年のベイスターズさんはこの広島打線に弱いこと弱いこと。

 そういえば1,3塁を作り続けるというのは98年ベイスターズさんのマシンガン打線みたいですね。長打だけでなく走塁1つで大量点を生み出せるという”やきう”です。

 元広島でもありマシンガン打線の一員でもある石井琢朗さんは昔、こんなことを言っていた記憶があります。「僕みたいな打者を1番から8番(9番)までそろえるのが理想なんです」。まさに今の広島打線がそんな感じなんじゃないかなと思いました。

 では、ベイスターズさんが今からすぐにこの広島打線を作ったらいいのかというとそれはちょっと違う。ベイスターズさんは走塁面で盗塁やエンドランが増えてきましたが、陣容を見たらやっぱり長打を重ねるチームですね。そのなかでも現コーチの琢朗さんは走塁面の強化に力は入れていると思うんです。

 琢郎さんは今のベイスターズさんと広島打線をどういう風に感じてどういう風に思っているのかなあ。と思いを馳せてみましたが、結局わかりませんでした。だって、思いを馳せただけですからね。本人に聞けることもできないし、私はただのファンですから。

 

 【2024年8月12日対広島戦

横100100001|3

広00610102× |10

マツダスタジアム(ビジター)

De3-10広島

勝利投手  森唯(1勝3敗0S)

本塁打 牧 18号(4回表ソロ)※Deのみ