ロバート・ガゼルマンの来日初登板問題

 夏の天王山、首位ヤクルト戦の初戦は手痛い一敗。負けられない試合が続きます。

 先発の石田投手は立ち上がりからそんなに悪くなかったんですよね。初回は2本のヒットを打たれるも無失点。2回はショートエラーを除けば三者凡退。3回にギブレバン選手に低めのいい球をソロ本塁打にされてから、崩れて計3失点を喫したものの、ボール自体はキレがあったように見えました。

 ただ、その石田投手は3回で降板。石田投手の状態どうこうというより、ヤクルト打線の勢いを止めるための交代だったように感じました。というのは、次に登板したのは来日1軍初登板のガゼルマン投手だったからですね。初見の投手ということで、相手打者が戸惑ってくれるのではないかと。

 しかしそのガゼルマン投手も打ち込まれてしまい、以降登板した敗戦処理投手陣も連投もあってボロカスに打たれてしまいました。終わってみれば23被安打7被本塁打16失点の大敗です。

 ベイスターズさんはこれで3連敗。ちょっと浮き足立ってるのかな。首位攻防戦ではありますが、自分の力にないものは出せないので、いつも通りの普段着の”やきう”を目指してほしいなと思います。

■ほろ苦いデビューとなったガゼルマン投手

 来日初登板となったガゼルマン投手は1回4失点のほろ苦いデビューとなりました。見た感じだと、コントロールはさほど悪くないので四球で崩れることはなさそう。ストレートも150km前後を投げ込んでいて力はありそうです。ただ、決め球らしい決め球が見つからずに伊藤光選手が苦労していたように見えました。

 変化球はツーシームとスライダーとチェンジアップですかね。本日は変化球の抜け球で痛打された感じでしょうか。アウトは全て三振です。

 リリーフ投手としてはそんなに悪くはないと思うのですが、登板した場面がいきなり首位攻防戦で、絶好調のヤクルト打線というのはちょっと酷だったかなと思いました。ただ、日本野球の怖さを早い段階で感じてもらったということで、今後の糧になってくれるといいなあと思います。次の登板までにはしっかりと立ち直ってほしいなあ。

 

【2022年8月27対ヤクルト戦】

ヤ003420520|16

横100002100|4  

横浜スタジアム(ホーム)

De4-16ヤクルト

敗戦投手 石田 (4勝3敗0S)

本塁打 牧 22号(6回裏ソロ) 宮﨑 9号(6回裏ソロ)※Deのみ

首位と6ゲーム差