ベイスターズさんの外国人枠問題2020~ホセ・ロペスの起用法~

 ベイスターズさんの東京シリーズ。2カード目はヤクルトさんです。

    【2020年7月3日対ヤクルト戦】

 本日はDe今永、ヤクルト石川の両エース対決。降りしきる雨の中での試合だったためか、前半は荒れ気味のシーソーゲームの試合展開でした。どちらも満塁のチャンス&ピンチがあったものの二桁試合にはならず、中盤以降は引き締まった試合になりました。

 どっちがいい、悪いというのがわかりづらい試合展開でしたが、登板する投手が「強いストレート」を持っているかどうかで明暗が分かれたような気がします。

 両先発とも、強力な相手打線に脅威を感じてか、丁寧に低めの変化球を慎重に投げようとしますが、雨の影響か、決めきれずに四球を出してしまう。石川投手は終始苦しいピッチングでしたが、今永投手は困ったときにはストレートで決めに行きます。この差が”ベイスターズ1点リード”ということだったのではないでしょうか。

 中盤以降の今永投手はストレートを主体にした組み立てに切り替えたように見えました。ヤクルトサイドはストレートに力のあるリリーフ陣を繰り出していきます。

 そうすると、両チームともスコアはゼロ行進に。今永投手が6回に降板すると、ベイスターズさんは三嶋投手とヤマヤス投手でつないだゲームセット。なんとか勝ち切ることができました。

 特にベイスターズとしては、三嶋投手の2イニングの好投に助けてもらった。本日はパットン投手がベンチ外でしたからね。

 現在のベイスターズの外国人枠登録は

  • 野手 ソト・オースティン・ロペス
  • 投手 パットン・エスコバー

 の5枠。ピープルズ投手は立ち上がりの悪さが目立って現在2軍ですね。今季の規程では5人登録のうち4人がベンチ入りできます。

 

 今のところ、5人の起用法は

  • 先発がイニングイーターだった場合はロペス選手起用。パットン、エスコバー両投手のうちいずれかをベンチ外。
  • 先発に不安がある場合はロペス選手をベンチ外。ソト選手かオースティン選手をファースト起用

 こんな感じになりつつあります。本日は今永投手の登板だったので、ロペス選手を起用しましたが、ノーヒットでした。ロペス選手、最近、あまり調子がよくないみたいですね。今季の打率は7月3日現在で.184。

 ロペス選手は言わずと知れたプルヒッターで、真ん中高めのストレートが大得意…だったのですが、昨年あたりからストレートの押し負けてポップフライにしてしまう場面が増えてきました。齢36。あのロペス選手と言えども、寄る年波には勝てないのかもしれません。

 そういえば、私、以前、こんな記事を書いていました。

kajiwaradamono.hatenablog.com

 ロペス選手、今季は流し打ちのヒットが増えてきたような気がしますね。開幕3戦目の宮崎選手のサヨナラヒットにつないだのもライト前ヒット。この間の巨人戦でもライト前ヒットを打っていましたね。

 さらに右方向のバッティングを増やして、アベレージヒッターにシフトチェンジしてくれたらいいなあと思うんですよ。後ろが宮崎選手なので、その方が打線がつながるし、なによりロペス選手がスタメンに並んでいた方が、相手投手に脅威を与えられる。

 現状、ロペス選手よりリリーフ陣に比重を置きつつありますが、今季もロペス選手が躍動する姿を見たいんですよ。なんとか踏ん張ってもらいたいんですよね。

 

横004100000|5

ヤ20200000× |4

明治神宮野球場(ビジター)

De5-4ヤクルト

勝利投手 今永 (2勝1敗0S)

セーブ 山﨑 (0勝1敗4S)