スペンサー・パットン、お願い、かっかしないで問題

 巨人戦最初のカード1勝1敗。できれば勝ち越したいなあ。

   【2020年7月2日対巨人戦】

 本日はDe大貫、巨人桜井の”動くストレート対決”です。大貫投手はツーシーム、桜井投手はシュートとカットボールで相手打者を幻惑します。

 この対決、桜井投手の方がコースに投げ分けることで分がありました。大貫投手はランナーが出ると低めにボールを集めていましたが、ランナーなしの場面では甘く入ることが多々あった。結果、毎回ランナーを出してしまい、炭谷選手にうまく打たれた2ベースが先制決勝点となってしまいました。

 ちなみに桜井投手の”コースの投げ分け”も試合のポイントとなりました。1点ビハインドのまま、ベイスターズリリーフ陣はゼロで抑えていきますが、桜井投手も点を与えない。ベイスターズにもチャンスはありましたが、厳しいストライク判定で8回まで均衡を保った状態が続きます。

 その均衡が破られたのは8回裏。パットン投手、四球を1つ出しながら2死までこぎつけるも、盗塁、故意四球でランナーは1,2塁。ここから3連打されて突き放されてしまいます。中島選手に対するの1-2からのインハイ要求が真ん中高めに。パーラ選手への2-2からのインロー低め変化球要求がやや中側の高めに。炭谷選手への0-1からインロー低めストレート要求が真ん中高めに。試合は9回に2点をもぎとるも敗退。パットン投手は、前日の丁寧に威力のあるボールでもぎとった4連続奪三振とは全く違った形のピッチングになってしまいました。

 昨年の冷蔵庫の話は置いておいてですね。パットン投手が”かっかしちゃう”性格なのは、ベイスターズファン周知の事実。同時にチームとして欠かせない投手でもあるわけです。

 冷静に投げていれば簡単に打たれるボールを投げる投手ではありません。パットン投手。お願い。かっかしないで。

 

横000010002|3

巨00020003× |5

東京ドーム(ビジター)

De3-5巨人

敗戦投手 大貫 (0勝1敗0S)

本塁打 宮﨑 4号(5回表ソロ)