ベイスターズさん、シーズン直前で浮き彫りになっている諸問題

 6月頭から開催されていた練習試合も終わり、いよいよ6月19日にはペナントレースが開催されます。

 当ブログでは、新型コロナウイルスでペナントの開催延期時期に「妄想ペナントレース」なる企画を細々と実施しておりました。

 開幕後はいつも通り、試合のレビュー?感想を書いていく予定ですが、その前に、 ペナント開幕前に、「練習試合」「妄想ペナントレース」、両方を総括してみます。

  ①外国人枠問題

 ロペス、ソト、エスコバー、パットンの実績ある4選手に加えて、オースティン、ピープルズの新加入選手。全員イイっていうね。ピープルズ選手は春先、あまりよくなかったですけど、オープン戦、先の練習試合とまずまずのピッチングを見せています。

 現状、外国人枠を4人→5人(ベンチ入りは4人のまま)へと検討されていますが、それでもベイスターズで現在計算しておきたい外国人選手は6人。悩ましいですね。

 今のところはピープルズ登板時はパットン、エスコバーのリリーフ陣を外す形が妥当ですかね。シーズンでのピープルズのピッチング次第かしら。

 あと、オースティン選手。前も言ったかもしれませんが、新外国人野手選手をどう判断するかって低めの変化球をどう選べるかによると思うんですよね。その点、オースティン選手、シーズン直前の投手に相対しても、かなり対応できている。ただし、今までのシリアコ、ロマック両選手の事例(両選手ともオープン戦時は低めにも対応できていたが、シーズンに入ると低め変化球にガンガンに釣られてた)があるので、シーズンが始まるまではまだ信用しないぞって思ったり、思わなかったり。でも、本当はすごい楽しみ。

 

②先発投手問題

 東投手に続き、上茶谷投手が離脱。それでいて、ピープルズ投手が使えそう。櫻井、坂本両若手投手の台頭ということで…

 1 今永

2 ピープルズ

3 坂本

4 濵口

5 平良

6 坂本

 という感じになりそうです。実績の少ない投手が多いので、見通しが読めないというか。不安要素が高まってます。

 ちなみに、石田投手はリリーフ起用になるそうですね。

上茶谷投手離脱→ピープルズ投手ローテ浮上→外国人枠問題で勝パリリーフが手薄に→石田投手のリリーフ起用

 こういう流れなのでしょうか。個人的には石田投手は、じっくり先発での経験を増やしてほしいと思うんですけど。ラミレス監督らしい決断だなあ。先発投手を軽視しがち。

 

③リリーフ問題~平田投手の変貌~

 勝パAチームと敗戦処理Bチームの狭間に立つと思われた、三上・砂田両投手が2軍落ち。地道に仕事をしていって、勝パAチームの役割を勝ち取ってほしいと思っていたのですが…

 そんななか、練習試合では平田投手の活躍が目立ちました。ストレートとスライダーのキレが増しており、顔と投げっぷりが別人のようです。最初は敗戦処理Bチームからのスタートだと思いますが、シーズンでも練習試合と同じようなピッチングをしてくれれば、信頼度が増していき、今の三嶋投手のような役割を任されることもありえるんじゃないでしょうか。楽しみですね。

 

梶谷隆幸選手のリードオフマン問題

 外野手枠は、佐野・梶谷・オースティン選手でほぼ決まりでしょうね。乙坂・桑原選手が虎視眈々とその枠を狙っていく。

 打線としても、外野手守備に関しても、一番カギとなるのは梶谷選手になるのではないでしょうか。オープン戦、練習試合ともに1番センターを任されて好調ですね。

 梶谷選手がランナーに出ると2番にオースティン選手かソト選手が打席に立ちます。となると、相手投手はランナーを気にするようになり、ストレート主体のピッチングになりがち。2人とも長距離打者なので、狙い球をしぼりやすくなる。ランナーを気にして、ストレートが甘くなって1発で2得点。こんなパターンを作り出せれば、一気に打ち崩せます。相手投手からみたら6番の宮崎選手までは気が抜けないですもんね。

 梶谷選手は練習試合でもオープン戦でも打率3割超え。この感じで1年働いてくれれば、チームとしても、かなりありがたいですね。

 

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 昨季はシーズン2位。今年は今まで以上に他チームと比べても遜色ない顔ぶれと選手層が集まっているような気がします。どんな戦いをしてくれるのでしょうか。待ちきれません。