ベイスターズがしっかりした相手投手陣を打ち崩すには?問題

8月10日 東京ドーム(ビジター)

De2-5巨人

敗戦投手 山口(7勝5敗0S)

本塁打 宮崎 10号(8回表2ラン)

107試合 51勝 53敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 前日と同じような試合でした。どちらかというと、今日の試合の方がもったいなかったという感じがします。前日の先発・久保康友投手はコントロールが定まらずに2回に大量失点。本日の試合はバッテリーそれぞれのミスが響きました。

 3回の失点は8番小林への四球から始まっています。中軸打者への四球はコースを突いた上で仕方なくということがありますが、下位打線への四球はひもったいないですね。4回の失点は暴投振り逃げによるもの。7回は2アウト後に投手・田口にヒットを打たれ、その後に長野のホームランです。

 前日の内海に続き、巨人先発・田口も5回までノーヒットと好投でした。山口俊投手も7回五失点ですが被安打は4です。投手戦でがっぷり四つで組めていたところを自滅してしまったと言っても過言ではない試合です。

 本日の試合で唯一得点できたのは8回。前日の試合では7回。要は相手先発投手の球数が100を越えたあたりでやっと、打ち込む(込んではいないか)ことができたということです。ですが、先方の8回、9回はマシソン、澤村が控えていますので、万事休す。現実の点差は3点ですが、実質5点差以上の重みがある試合でした。しかも2日連続です。

 なんとなくですけど、交流戦を思い出しましたね。特にソフトバンク3連戦。あのときは3-6、1-4、2-4で負けていました。全て3点差以内の試合でしたね。ソフトバンクブルペン陣がしっかりしていて、森福、スアレス、サファテにやられました。

 特にですね。ベイスターズ打線は球に力のあるストレートを放れる投手に弱いですね。それと左の実力派投手にも。

 こういう試合は、どうやったら勝てるんでしょうか。まず、相手投手の立ち上がりですね。そこで攻められなかったら、我慢してミスのない投手戦に持ち込む。そうすれば、5回から7回までのどこかでチャンスは必ずめぐってきます。そこでいかに叩いていくかですね。

 非常に抽象的な話で申し訳ないです。でもなんか、最近わかってきたんですが、1つの試合って物語性みたいなものがあるような気がするのです。なんやかんや言って、試合って人と人がやるものなんで、心理的なものというか、ある程度、パターンがあるような気がするのです。

 前日の試合で山本昌さんが解説で「先発投手は5回と7回を意識する。5回は勝利投手の権利がかかっている。そして先発投手は7回2失点くらいであれば、自分の仕事をしたという気持ちになるので、7回も意識する」というようなことを離していました。好投している投手に対しては、我慢してチャンスの時を待ちつつも、崩れたなと思ったときに、集中打を浴びせる。そういうことができれば、こういう試合もひっくり返すことができるわけです。

 とはいえ、そう簡単にできるものではないでしょうね。2日連続、相手投手がよかったという見方以外にも、打線の調子が悪いという可能性もあるんですよね。一応、この2日で7-9番打者以外はヒットが出ているので、それほど心配するような状態ではないと思うんですけど。どうでしょう。梶谷選手、筒香選手と左打者が続くところが左投手にやられている印象があるので、梶谷と宮崎の打順を代えてみるとかやってみたらどうでしょうね。でも、梶谷選手は3番に入ってから復調したからなあ。違うかな。

 明日も左腕の今村ですね。勝つには早い段階で打ち崩す必要がありますね。この時期に3タテ喰らうとさすがにキツいですよ。