大貫晋一のコントロールはどこまで磨けるか問題

 ビジター5カード連戦最終カードとなるナゴド中日戦初戦です。ヌケヌケが続いているので、次は勝ちかな?

■中日山本投手がベイ打線を恐れる?

【2020年7月14日対中日戦】

 本日はDe大貫、中日山本の2年目3年目対決です。ベイスターズさんは梶谷選手の2塁打から始まったので幸先がよいかなと思いきや、ゲッツーもあって初回無得点。1回裏の大貫投手は外野に打球を飛ばさず、四球もなかったにもかかわらず、失策もあって、無自責1失点。嫌な空気が流れます。

 打順が一巡した4回表。先頭柴田選手のヒットから試合の空気ががらりと変わります。四球、タイムリー、相手のミスなどが重なり、一挙に5得点。この回で試合は決まりました。

 中日山本投手はいい球を投げてはいるも、厳しいコースでもボールになってしまう。それが四球につながる。ランナーが溜まる。特に4回表はソト、佐野、ロペス、宮崎といった4選手を主体とした重量打線につながります。山本投手が素直にベイ打線を恐れてしまったことが、試合結果につながったのではないかと思いました。

■大貫晋一はひょうひょうとしているのか?頼りなさそうなのか?

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 本日先発の大貫投手は8回1自責2失点という結果でした。相手右打者には内角をえぐるツーシーム、そしてタイミングを外すスライダーをうまく使い分けて、自信たっぷりに「ひょうひょう」と投げていました。

 結果が表情を作るのか、結果がそういう表情に見せるのかよくわかりませんけどね。前回の1イニング降板の阪神戦は自信なさそうで頼りなさそうでした。大貫投手は打たれた後にグラブを触るクセがありますね。コバフト投手を思い出しました。打たれてもグラブを触らず「ひょうひょう」としていてほしいなあ。

 大貫投手はどちらかというと球威で押すタイプではなく、コントロールで抑えていくタイプだと思います。ベイスターズだと平良投手に似てますね。そういえば、平良投手もナゴド中日戦で自信をつけていって、今季の好結果につながっている。っていう見方を私は勝手にしています。

 本日の大貫投手、低めに丁寧にコントロールしたピッチングでしたが、4回に打たれた本塁打はど真ん中でした。4回のピッチングはどの球も真ん中近くに集まっていて、よく崩れなかったなあと思いました。大貫投手は大量得点をもらってホッとしちゃったんですかねえ。中日さんはチーム状態がそうさせているのか、ミスショット連発っていう感じでした。

 大貫投手はコントロールをさらに磨けば、今季の平良投手のように、もう一皮剥けるのではないかと思っています。今季の平良投手のコントロールは素晴らしいですからね。見てるこっちが「ほえー」ってなっちゃう。

 いつの間にか、大貫投手を褒めるつもりが平良投手を褒めてしまいました。2人ともがんばれー。

 

横000500000|5

中100100001|3

ナゴヤドーム(ビジター)

De5-3中日

勝利投手 大貫 (1勝2敗0S)