横浜DeNAベイスターズ、一球に泣く問題

7月8日 東京ドーム(ビジター)

De1-3巨人

敗戦投手 井納(5勝8敗0S)

82試合 38勝 41敗 3分 首位と10ゲーム差 2位

 負けちゃいましたね。1球に泣いたゲームです。勝てるゲームだったと思うのですが、ベイスターズの詰めの甘さが出てしまいました。これが、しばらくAクラスに入っていないチームの経験不足というヤツなのでしょうか。

 野球というスポーツはつくづく、流れによって勝敗が決まってしまうものなのだなあと思いました。特にこういった均衡のとれた試合では顕著に表れます。ちょっとしたミスやちょっとしたリズムの狂いによって相手に流れを明け渡してしまう。

 まずは1回、ベイスターズは巨人先発・大竹投手の立ち上がりを攻めます。1死満塁でバッターはロペス。外野フライでも1点という場面で内角のシュートボールをひっかけてダブルプレー。チャンスを逸します。2回も2死ランナー2塁で桑原は空振り三振。3回は1死ランナー2,3塁でロペス犠牲フライの1点をもぎとりますが、それまで。

 立ち直りつつある大竹。流れが巨人に向かいつつありますが、ベイスターズ先発井納は、要所を締めた好投で0行進。しかし、6回に村田の1発を喰らいます。

 これでもまだ1対1。7回表は井納のセンター前ヒットから始まるも、桑原は空振り三振。エリアン併殺で攻撃終了。

 ベイスターズが攻めあぐねている間に流れが少しずつ、巨人に向いていきます。山本2塁打。バント、セカンドゴロで2死3塁。現在、打率3割2分4厘の坂本には敬遠気味の四球。坂本盗塁で2死2,3塁。大田勝負で2ボール2ストライク。内角ギリギリのストレートがボール判定でフルカウント。アウトコースのフォークが落ち切らずに2点タイムリー3ベース。これで勝負を決しました。

 ほんのちょっとの差です。結果論ではありますが、本日、何度もチャンスで回ってきた桑原とロペスに1ヒットでも出ていれば。6回裏の村田の打席で甘いボールを放らなければ。7回表の桑原に送りバントのサインを出していれば。勝負はわかりませんでした。

 井納は6回2/3で3失点。バッターとしては2打数2安打(1犠打)です。ピッチングでは1球に泣きました。1人で頑張っても勝てないのですね。

 まあ、これも経験です(何様だ)。負傷明けのロペスとレギュラー獲得して日が短い桑原は、どこか力が入りすぎていたのかもしれませんね。また、明日があります。前半戦5割を目指して、頑張ってほしいです。