4月5日 横浜（ホーム）
De2-4巨人
敗戦投手 井納 （0勝1敗0S）
4試合 1勝 4敗
負けましたね。井納投手が中盤に崩れました。2アウトからの四球とか投手にタイムリーとか、典型的な崩れ方でした。それでも3点差なので、逆転不可能というわけではありません。6回から8回までスコアリングポジションまでランナーを進めていましたが、点数は白崎選手のタイムリーのみ。逆転はかないませんでした。
井納投手がああいうところで崩れてしまう胆力的なところを責めるよりも、逆転する勢いのなさを責めたい…いや、こっちは一ファンなので責めるなんてことはおこがましいのですけれども、要は、ベンチでぎゃあぎゃあ声を出せるおちゃめな選手がほしいなあと思うのですよ。WBCでいうソフバン・松田選手みたいな人ですね。
いますよね。ベイスターズに。桑原選手じゃないですよ。桑原選手は赤べこを上から踏みつぶすような天然さが魅力ですから。そうではなくて、今2軍にいるエリアン・エレラ選手ですよ。
ベイスターズは先発2枚、リリーフ1枚と大正義ロペス選手と外国人枠を4枚使い果たしてしまっているので、エリアン選手はなかなか1軍へはあがってこれないという現状がございます。それはそれで、しょうがないっちゃあ、しょうがないのですけども。
ただ、野球、特にペナントレースで優勝するってのは、目に見えない勢いっていうものが必要なのだと思うのですよ。先発投手何枚いるから、これくらいは勝ちを見込めるとか。1番桑原が出塁して、梶谷、ロペス、筒香の連打でビッグイニングを作るとか。パットン、三上、ヤマヤスの投手リレーがあるから、先発投手は5回6回まで試合を作ってくれればいいとか。そういう計算以外の部分にも野球の面白さってあると思うのですよ。
来日初の逆転満塁弾。エラーした後に申し訳なさそうにマウンドに向かう時の表情。筒香選手を何発も殴るツッツいじり。ヤクルト戦だけは異様に打つその意外性。三浦大輔引退試合のジャンプ一番バックホーム＆ほとんど一緒にプレイしたことないはずなのに三浦大輔への敬意。CSファイナルの先制2ラン。そして菊地亜美似。
負けていようが落ち込まず、引きずらなさそうな選手。野球には真面目だけど根はラテン系。ベイスターズの1軍ベンチにはほかにそういう人柄の選手がいないんですよね。だからこそエリアン選手。逆転試合を作るには、エリアン選手のような存在が必要だと思うのです。
1軍にあがってこないかなあ。
