10月14日 CS First第1戦 甲子園球場(ビジター)
De0-2阪神
敗戦投手 井納 (0勝1敗0S)
ペナント現地6連敗だった私ですが、プレーオフは関係ないだろうと思い、欲に駆られて、神奈川から甲子園まで1泊2日の遠征に行ってまいりました。チケット争奪戦の中、観戦仲間のご協力をいただき、2戦とも3塁アルプススタンドでの観戦を堪能いたしました。
1戦目の先発は井納投手。昨年のCS初戦も井納投手でしたね。大舞台に強いということでの起用だったのでしょうか。毎回ランナーは出しますが、粘りのピッチングで5回まで無失点に抑えます。
ゲームが動いたのは6回。先頭打者の糸井選手が右前打で出塁すると、福留選手が2ラン本塁打。この2失点で試合が決まってしまいました。VTRで確認すると、かなり低めのボールでしたね。井納投手はあまり責められないなあと思いましたが、映像で試合を追っていた皆さんはどのようにお考えでしょうか。
打線は完全に沈黙してしまいましたね。相手先発のメッセンジャー投手は緩急を使ったピッチングで翻弄されてしまったように感じました。ただ、手をこまねいていたわけでもないように思えます。6回投げて106球。立ち上がりを攻めきれなかったので、ファールで粘りながら、中盤あたりで攻撃の機会を探っていたのではないでしょうか。
私の見たところ、この試合、チャンスは2回あったように思えました。1つ目は5回。まず、無死で梶谷選手が右前打で出塁。次打者の嶺井選手カウント2-2(だったはず)で、梶谷選手が盗塁。三振ゲッツーでチャンスをつぶしてしまいました。
応援団が「走れ、走れ、隆幸」とエールを送っていたように、球場全体が梶谷選手がどのカウントで走るのか、注目していたように見えました。相手捕手の梅野選手もピッチドアウトを繰り返していましたね(っていう記憶があります)。スタンドから見たところ、スタートが遅かったように見えたんですよね。スタートを切った瞬間にアウトになることがわかってしまうようなプレイでした。もしかして、エンドランのサインだったのかなあ。
2つ目は8回の2死2,3塁。桑原×桑原対決ですね。私が思うに、桑原選手は若いカウントはストレート待ちで、追い込まれたら、ストレートタイミングのスライダー対応だったのかな。甘いスライダーをあっさり見逃してましたもんね。完全に阪神・梅野選手の手のひらに踊らされた配球だったように感じました。ストレートはウエスト気味。スライダーで勝負をかけてましたね。阪神・桑原投手のキレのいいスライダーありきの配球なんでしょうけど。
この試合で私は現地7連敗。翌朝、通天閣のビリケンさんの足裏を触り、2戦目の必勝祈願をしてまいりました。
画像のアップロードって縦はできないのかなあ。
10月15日 CS First第2戦 甲子園球場(ビジター)
De13-6阪神
勝利投手 三上 (1勝0敗0S)
本塁打 乙坂1号(7回表3ラン) ※Deのみ
甲子園に到着したときは、間違えなく中止だと思ってましたよ。ところが開始時間を1時間遅らせてのスタート。驚きましたね。内野は巨大な水たまり。というか、沼。池。湖。私みたいな土日遠征組は開催してもらった方がありがたいですけどね。払い戻しできないらしいし。
この試合は晴天での野球とは違うスポーツだったような気がしました。ケガをしないための試合というのかな。滑らないように走る。滑らせないように投げる。走った後に急に止まるという行為をどれだけ気を付けることができるのか。下半身の粘りをどれだけ使えるのか。こういった面がポイントとなる試合だったように感じました。
例えば、筒香選手のデッドボールすれすれのボールをよけて滑りコケる。桑原選手と糸井選手が急に止まるボールに対応できなくなる。乱打戦なのに盗塁は2死1,3塁からの柴田選手のスチールのみ。守備にとって悪条件であるだけでなく、走塁も大変なんですよね。きっと。スパイクに土がくっついて、滑るもん。どんなプレイも滑るもん。そういえばバッティングもピッチングね。ステップ踏みづらいんじゃないですか。
両チームともバントを多用していましたね。あれって、ボールが止まりやすいというだけでなく、守備側が走って捕りに行って、その場で止まって踏ん張って投げるという行為が難しいんですよね。バントではないですけど、7回の梶谷選手の打ち損じのキャッチャーゴロ。1ヒット1エラー(暴投)になりましたけど、相手捕手の梅野選手。転がるような送球フォームでしたね。地面が滑って投げられないのですよ。多分。このプレイがきっかけとなり、大量得点を生み出すことになりました。
ところで、この試合も現地観戦をした私ですが、体力が消耗するのと、現地連敗中ということで、半分以上は喫煙所のモニターで見ていました。私が観ると負けてしまうのではないかという思いもあり、自粛の意味もあってそうしました。前日に飲みすぎたってのもあるんですけど。スタンドではですね。リュックの上にポンチョを羽織っていたからか、ズボンと靴下がずぶ濡れ。ビジパフォチームはよく声を出して応援していらっしゃいましたね。頭が下がります。
1時間遅れでの開始という予想になかった出来事もあって、7回表の攻撃(これはちゃんとスタンドで見ました。周囲は阪神ファンだらけでしたが、乙坂選手の本塁打は立ち上がって喜んでしまいました)を見届けてから球場を後にしました。遠征組は同じような人、多いんじゃないですかね。帰るにはベストタイミングでした。ベイスターズの選手も遠征組に気を遣ってくれたのかしら。なんて。
おかげさまで、フルではないので(仮)ではありますが、現地連敗を“7”で止めることができました。やっと後ろめたい気分がなくなりました。ベイスターズの選手、関係者、現地ファン、阪神園芸。皆さん、ありがとうございます…だよー。両チーム、ケガがなくてなにより。
あと一点。桑原選手の調子が上がってきましたね。私だけでなく、監督、解説者、皆さん桑原選手をベイスターズのキーマンとして挙げています。第3戦も桑原選手の活躍次第でベイスターズの浮沈が決まると思います。桑原選手が活躍すれば必ずベイスターズに勢いをもたらすでしょう。天気がどうなるかわかりませんが、桑原選手にはさらなる活躍を期待したいですね。