エリアン・エレラのタッタタラリラ問題

7月6日 横浜スタジアム(ホーム)

De8-7ヤクルト

勝利投手 田中(1勝0敗0S)

セーブ 山崎康(1勝2敗19S)

本塁打(Deのみ)ロペス 15号(6回裏ソロ) 、エリアン 1号(8回裏満塁)

79試合 37勝 40敗 3分 首位と9.5ゲーム差 2位

 いろんな意味で盛り上がった試合ですね。ルーズベルトゲームなので、観戦組は楽しかったでしょうね。こういう試合を取れるということは、まだ横浜にも優勝運が残っているということではないでしょうか。

 先発は砂田。コントロールで生きていかねばならない投手なのですが、甘く入ったボールをポンポンと打たれてしまいました。砂田は4回5失点(自責点2)で降板。しかし、初登板となった久保裕也や小杉、須田、タナケンと必勝中継ぎ陣が頑張ってくれました。久保裕也はランナーを出しましたが無失点というのは大きな収穫です。ブルペンを支える投手になってほしいです。

 最後の劇場型ヤマヤスは問題ですね。立ち上がりがよくないです。先頭打者を四球でランナーを出すパターンが多いです。弓のポーズを早めにやった方がいいんじゃないですかね。弓やると調子出ますね。ヤマヤスは。ツーシームはちゃんと落ちてるので、コントロールさえよければ、安心して見れるようになると思うのですが。

 打撃陣は2人の本塁打が大きかったです。まずはロペス。復帰後初安打が追撃の一打となるソロ本塁打となりました。ロペスらしいレフト方向への打球で、打った瞬間に入るとわかりました。打球を見送りながら2,3歩歩くロペス、いいですね。かっこいいです。

 本日の大ヒーローなのはエリアンです。1点ビハインド、2アウト、フルカウントから放った打球はライトスタンドに吸い込まれていきました。来日初本塁打が逆転満塁本塁打という劇的なシーンをつくってくれました。

 ところが、このエリアン。本日は2エラーを記録しています。1つ目は2回ヤクルト先制点につながるエラー。2つ目は9回のヤクルト追い上げにつながったエラー。どちらも前に出て取るべきか、後ろで取るべきか一瞬迷ったような感じでしたね。

 エリアンはもともと二塁手なので、まだ三塁手としては慣れていないのかもしれません。先日も、エリアンの悪送球エラーが元で敗北を喫してしまった試合がありました。その日の試合後はしばらくベンチに座りこんで泣いているようにみえましたね。

 こういう悔しさが表に出る選手って、ファンは嫌いになれないんですよね。本日の試合後もヤマヤスに「申し訳ない」という気持ちを込めて抱きつくように声をかけていましたね。やっぱり嫌いになれません。横浜の水に合った選手ですね。エラー数は多いですが、これまで、追い上げの一打、追加点の一打など、バッティングの面ではエリアンに助けられた場面が多くありました。

 本日のヒーローインタビューでは、どことなく元気がないようでしたが、真面目なんですかね。エラーのことを気にしているようでした。やっぱり嫌いになれません。「タッタタラリラ」いやさ「ケセラセラ」と声を掛けたくなります。

 ただですね。今後優勝争いをしていくことになると、一つのエラーは致命的となります。シーズン中ではりますが、調整をしながら、エラーをなくしていってほしいです。そして、そのバッティングの勢いをなくさずに「タッタタラリラ」精神でこれからも活躍をしていってほしいです。