桑原将志の笑顔とチーム状態は比例する問題(たぶん)

 シビれる試合でした。追いつかれながらも振り切った。ちょっと前はこういう試合も取れなかったんですけどね。どこに違いがあるんでしょうね。

  先発は今永投手。序盤から4回くらいまでコントロールが定まらず、我慢の投球が続きました。まだ復活とは言い切れないような気がします。でも、5回、6回に今永投手らしさの片鱗が見えました。6回は被弾もありましたが、ストレートのコントロールとキレがよかったように思えました。

 リリーフ陣では砂田投手のピッチングはしびれましたね。特に対宇佐美選手の打席。2点リードで2死2,3塁。アウトコース中心にストレートとスライダーを投げ込みつつ、粘られてフルカウント。最後はインコースのストレートを投げて詰まらせました。一打同点の場面で投げ切れたのは砂田投手にとっても、捕手の戸柱選手にとっても大きな経験となったと思います。チームとしても勝利を呼び寄せたピッチングだったと思います。

 砂田投手、これまであまりよくなかったですよね。本日と前日はきっちりと抑えてくれましたが、7月1日広島戦は1回3被安打1四球自責1。6月26日阪神戦は2/3で1被安打1四球で自責1。6月22日中日戦も1/3で2四死球

 本日と前日はチーム状態が力を押してくれたのではないかと思います。

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 解説者の人たちが口にしている言葉で「野球はメンタルスポーツだ」ということをよく聞きますね。これを仮説として考えると、チームの精神的支柱となる選手、チームを明るくする選手が必要なのだと思うのです。支柱がロペス選手や石川選手だとすると、明るくする選手は桑原選手なのではないでしょうか。

 桑原選手は7月3日の巨人戦カード初戦からスタメン1番に復帰しました。初戦は1安打2四球。2戦目は1安打1四球。本日の3戦目は4安打でした。

 2戦目ではファインプレーもありましたね。直後に白い歯を見せていたのが印象に残りました。今年、桑原選手の笑顔をあまり見てないなあって。

 昨年の『FOR REAL』で小川コーチが「あいつ(桑原選手)が打てなくなると大変なんよ。ベンチが暗くなるから」みたいなことを言ってませんでしたっけ。

 桑原選手は自分の状態がよくないと笑顔を見せることがないですね。超がつくほど真面目な選手なのだと思います。個人的な希望ですが、調子が悪くても元気にしていてほしいなあ。桑原選手の笑顔とチーム状態は比例しますからね(たぶん)。

 やっと、ベイスターズらしい試合になってきました。この勢いで甲子園に乗り込んでほしい…だよー。

7月5日 東京ドーム(ビジター)

De6-4巨人

勝利投手 今永 (2勝4敗0S)

セーブ 山崎 (2勝2敗17S)

本塁打 戸柱1号(4回表ソロ)、ソト8号(7回表ソロ)※Deのみ