蝦名達夫のつなぐバッティングと思いっきりのいいバッティング問題

 広島戦で初戦を取って2戦目です。連勝を作って、追い上げムードを醸し出したいところですが、いかがでしょうか。

 先発はバウアー投手。初回からコントロールがバラバラでした。変化球のキレだけでアウトを重ねるという感じ。その変化球も打たれて6回4失点という結果となりました。

 打線は相手先発の大瀬良投手から地道に1点ずつ返していきますが、もう1点が取れないですね。1点ビハインドで敗退となってしまいました。

■チームのためか、自分を通すか

 本日、2度の同点・逆転のチャンスで打席に回るも凡退に終わってしまった蝦名選手。ポイントを近めに置いて、カットしながら四球を選んでつなごうというバッティングをしようという風に見えました。

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 今季の蝦名選手はエンドランやバント、つなぐ役割を果たすことが多く、粘りながらなんとかしようというバッティングを心がけているような印象を受けます。堅実な守備も含めて、チームの為のプレーを数多く見られます。

 ただ、蝦名選手の魅力の一つは思いっきりのいいバッティング。過去にはインハイのストレートを左脇を開けながら思いっきり引っぱたくような打法で長打を放つことが多かった。今季はそんなバッティングがなりを潜めているようです。

 その代わり、今は低めの変化球に釣られることが少なくなった蝦名選手。あっちを立てればこっちが立たず。なかなか、つなぐバッティングと思いっきりのいいバッティングを両立させるのは難しいと思いますが、狙い球を絞って”来た”と思ったらフルスイングしてみるような思いっきりのいいバッティングもたまに見せてほしいなと思っています。

 

【2025年7月16日対広島戦

横10010010|3

広10200100× |4

マツダスタジアム(ビジター)

De3-4広島

敗戦投手  バウアー (4勝8敗0S)