どんなピンチでもじっくり攻められる東克樹問題

 本日からはビジター6連戦。まずは広島でカープ3連戦です。オールスターまでに借金を返せるでしょうか。

 先発は東投手。立ち上がりは若干逆球もありましたが、中盤以降はキャッチャーの要求通りの制球でアウトを重ねていきます。相手先発の床田投手も緩急を使った投球で、ベイスターズ打線はなかなか手を出すことができません。

 膠着状態の中、試合は終盤へと進みます。展開が動いたのは8回表。1死から桑原選手が低めの変化球をうまくすくい上げてソロ弾にします。

 8回裏には2死満塁のピンチを作った東投手ですが、なんとか凌いで、9回裏に登板するウィック投手につなぎます。しかし、ウィック投手も2死満塁のピンチを迎えてしまいます。それでもウィック投手は最後の打者を三振にとって、薄氷の上を歩くような投手戦をなんとか勝ちきりました。

■エースはランナーを出しても慌てない

 東投手は8回裏、先頭の末包選手をショート強襲ヒットで出すも、アウト2つを作ります。しかし、死球を2つ出して満塁にしてしまいます。この死球はインローのスライダーが曲がりすぎたという感じでした。高さは間違えていないし、抜けたわけでもない。悪くないけど満塁にしてしまいます。

 試合終盤の大事な場面。凡庸な投手なら慌ててしまって制球を乱してしまうところですが、東投手は表情を変えませんね。間合いも自分のものにしてじっくりと攻めていきます。逆に連敗中のカープさん。打席に立った菊池選手は慌てて高めのストレート系のボールに手を出して内野フライにしてしまいました。

 東投手がエースたる所以はこのあたりにあるのではないかと思います。ワンヒットで試合をひっくり返される場面でも淡々と投げられる強さ。投手だけではなく、打者、首脳陣、いやさ全人類に参考にしてもらいたい場面だったなあと個人的には感じました。

 

【2025年7月15日対広島戦

横00000010|1

広000000000|4

マツダスタジアム(ビジター)

De1-0広島

勝利投手  東 (9勝4敗0S)

セーブ ウィック (3勝1敗4S)

本塁打 桑原1号(8回表ソロ)