番長・三浦ベイスターズ初勝利問題

 本日はね。まどろっこしい言い方はしません。番長・三浦ベイスターズ初勝利です。いやあ、めでたい。本当にめでたい。

  いつもはですよ。リアルタイムで見れないときは、後で試合を見直してエントリーを書いているのです。本日はですね。関東の緊急事態宣言解除を受けて、半年ぶりくらいに友人と飲んでたの。大っぴらに公言していいわけではないけど、そのために後半はリアルタイムでは見てないの。見直してもないの。うれしいからいちいちピンチの場面を見る気はしないの。ただ、4回裏まではリアルタイムでしっかり見ていたので、そこを中心に。

 先発は阪口投手。甘い変化球もあったものの、強いストレートと荒いコントロールの変化球で、相手打者に狙い球を絞らせない投球でした。何がよかったって、初回を抑えた後のベンチでの笑顔、それとピンチで抑えた後のガッツポーズですよ。連敗中の重い雰囲気を感じさせないフレッシュな表情。連敗中のチームに大事なのはこれですよ。これ。

 なんなら主力陣は佐野選手がエラーしたり、選球眼の良い宮崎選手がはっきりとわかるボール球をチャンスで空振り三振にするという、連敗まみれのチームにありがちなガチガチプレーが見られる中で、フレッシュな先発投手が挑んでいるという状況がチームのピンチを救い、好投を続けるわけです。

 もう一人、初勝利を手助けするのはもう一人のラッキーボーイ、神里選手。好調の桑原選手を降ろしての起用となりましたが、これが当たりました。まずは先制の本塁打。そして先制点をとってからの次回先頭打者鈴木誠也選手の左中間をダイビングキャッチ。聞くところによると、神里選手プロ初のダイビングキャッチだったらしいじゃないですか。このプレーで流れをさらにベイスターズさんに引き寄せます。

 その次の回には、前打席でチャンスで三振してしまった宮崎選手がしっかりと狙い球を定めてソロ本塁打。私がリアルタイムで見たのはここまで。

 その次の回は代打宮本選手が四球を選んで盗塁、関根選手がファーストゴロでランナーを送ってから、牧選手がタイムリーヒット。ヒットが少なくとも得点できる理想例を見せてくれたようです。中盤まではしっかりとベイスターズさんのペース。

 ちゃんとは見てないですけど、阪口投手降板後の平田、伊勢、ヤマヤス、三嶋の4投手はいずれもピンチを作りながらも踏ん張って勝ち切ってくれたようじゃないですか。流れを最後まで渡さずに勝つことができた。

 よかったわ。本当によかった。私がちゃんと見てないときに限って、勝ってくれる。人生なんてそんなものだと思うんです。

 本日のヒーローは阪口投手と神里選手。そして3点目のタイムリーを放ったルーキーの牧選手。やっぱりフレッシュな選手が、重い雰囲気をかき消してくれるですね。過去には石川選手や梶谷選手が1軍昇格後にすぐに活躍して連敗ストップしたことがありましたが、まあ、そういうもんなんだと思うんです。よくわからないけどね。連敗中のレギュラー主力選手って、自然と責任を感じてしまって、プレーが堅くなってしまう。チームを救うのはいつもベテラン、若手限らず、2軍から上がってきたフレッシュな選手なんですよ。

 やっと、重圧から解放されたベイスターズさん。ここからは勢いづいて、きっと連勝してくれるでしょう。よかった。本当に良かった。来週以降が楽しみになってきました。

 

【2021年4月4日対広島戦】

広000000010|1

横001110000|3

横浜スタジアム(ホーム)

De3-1広島

勝利投手 阪口 (1勝0敗0S)

セーブ 三嶋 (0勝1敗1S)

本塁打 神里 1号(3回裏ソロ) 、 宮﨑 1号(4回裏ソロ)