筒香嘉智へのインハイストレート釣り球問題

4月12日 横浜スタジアム(ホーム)

De6-8阪神

敗戦投手 今永 (0勝1敗0S)

 負けましたね。昨年、散々にやられた阪神さん相手でしたので、シーズン初戦となるこの試合はなんとしても取ってほしかったのですけどね。

 大きかったのは今永投手が4回に打ち込まれたところですね。昨年も2,3回ありましたね。私が覚えているのは夏場の巨人戦とCSファイナルです。どちらも四球がきっかけだったような覚えがあります。今回もそうでしたね。なんらかの癖があるのかもしれませんね。投球リズムが一定になってしまうとか。でも、今回は中に入ってきたボールを打たれてしまった面もあったので、メンタル面の問題もあったような気がします。

 9回裏では最大5点差あったところから2点差まで追い上げ、2アウトランナー2塁3塁で迎えるバッターは筒香選手。ぎりぎりまで追い詰めましたが、最後は空振り三振でゲームセットでした。このときの配球はインハイストレートでカウントを取り、ボールになる変化球で空振りという流れでした。

 開幕のヤクルト戦から、このインハイストレートでカウントを取られることが多いですね。若いカウントでインハイストレート⇒ファールチップって、今季何度見たことか。まだ1か月も経ってないのですけどね。

 筒香選手は過去に「心が揺れると体の軸がブレる。だから何も考えないように、動じないようにしている」と語っています。考えないようにするということは、逆に癖がでやすくなるような気がします。

 昨季では、インハイというわけではありませんが、高めのストレートをレフトスタンドへ持っていった例を数多くみました。これは筒香選手が特に意識しているバッティングです。

 今回の阪神戦の最終打席のファールチップは明らかにマンブリでした。絶対、本塁打を狙っていたはず。狙いに行くと、「ふんッ」って一瞬、力が入るので振り遅れると思うんですよ。逆に打てなくなるような気がするのです。

 筒香選手はまあ、ね。きっかけがあれば、取り戻せると思うのですが、配球のこともちょっと、なんかしてもらいたいなあと思ったりして。