大和の肩の力の抜け加減問題

 中日戦3連敗で1回休んで、横浜に帰ってから広島3連戦。気を取り直して、貯金1からやり直しです。

 ■それぞれのバントが勝負を決めた

【2020年8月25日対広島戦】

 本日はDe上茶谷、広島九里の若手右投手対決です。上茶谷投手は4回までは好投。ストレートとカットボールがよかったです。カットボールはスライダーかと思うほどの変化量でした。復帰戦ということでスタミナが切れたのでしょうか。5回に捕まってしまって降板しました。

 打線は前日までとは別人かと思うほど、打てそうな雰囲気のある打者が並んでいます。相手チームと相手投手によって人って変わるんですね。ビッグイニングは作れませんでしたが、宮崎選手の2ランのほか、内野ゴロ、犠牲フライなど効率的に得点をあげていきました。

 そして同点で迎える9回の攻防。表の広島の攻撃はバント失敗ゲッツーで無得点でしたが、裏のベイスターズの攻撃ではバント成功、大和選手のサヨナラタイムリーで試合を決めました。

 どちらのバントもピッチャー前の失敗バントだったように見えました。ですが、表(広島)のバントは三嶋投手が好フィールディング。裏(ベイスターズ)のバントは柴田選手の好スタートで勝負が分かれました。バント一つで試合が決まるんですね。バントでも”攻めの気持ち”があったベイスターズの選手に勝負の女神が微笑んだのだと思います。

 ■2併殺打2三振の大和選手の肩の力が抜けていた

 9回裏同点、1死2塁で桑原選手が打席に立ちました。しばらく結果が残せていない桑原選手は肩に力が入りまくってセカンドフライ。梶谷選手は申告敬遠で、2死1,2塁の場面となって、大和選手が打席に立ちます。

 本日2併殺打2三振の大和選手ですが、桑原選手とは違って肩の力が抜けていました。大和選手は初球ストレートを左中間へと打ち返す。本日の成績を一気に挽回する一打でした。

 肩に力が入ると立ち遅れてしまったり、精度が甘くなってしまいがち。それでも、サヨナラの場面では誰でも肩の力が入ってしまいます。しかも、大和選手はそれまで2併殺打2三振ですもんね。しっかりと割り切って、仕事に全うする姿はさすがはベテランだなあと思いました。

 倉本選手の好調で、ショートのスタメンを奪われる日が増えていますが、まだまだやってもらわないと。次の活躍も楽しみにしています。

 

広000020200|4

横030010001×|5

横浜スタジアム(ホーム)

De5×-4広島

勝利投手 三嶋 (1勝1敗7S)

本塁打 宮﨑 10号(2回裏2ラン)