シーズン終盤に向けて、ベイスターズのブルペン運用問題

8月29日 ナゴヤドーム(ビジター)

De6-7中日

敗戦投手  エスコバー (1勝2敗0S)

本塁打 宮崎11号(1回表満塁)※Deのみ

首位から11ゲーム

 負けた…だよー。いやあ、ちょっともったいない負け方じゃないですかね。これ。

 初回に宮崎選手が満塁本塁打を放ち、2回にも追加点を奪うも、中日さんの細かい投手リレーで的を絞れずにさらなる追加点をあげることができませんでした。

 先発・ウィーランド投手はいつものテンポのいい投球ができずに5回5失点。低めに決まらない変化球を狙われてしまいましたね。リズムがよくなると、うまく打者を惑わせることができるのですけど。

 6,7回と砂田・パットンといったリリーフ陣が踏ん張りましたが、8回登板のエスコバー投手がやられてしまいました。7回のピンチにゲレーロ選手のところでパットン投手がワンポイントとしてマウンドにあがりましたが、私は「回をまたぐのかなあ」と思いました。しかし8回表に代打を出されちゃいましたね。パットン投手、そのまま打席に入るんじゃないかと思ってましたよ。

 エスコバー投手はパットン投手以上にコントロールに難がありますね。ストレートはまあいいですけど、変化球が甘く入ると捉えられてしまいます。パットン投手は高さを間違えることはありますけど、コースはちゃんといってますもんね。

 そういえば、僅差リードの場面で8回エスコバー投手というのは初めてじゃないですかね。ラミレス監督は「田中、砂田、平田、尾仲は、勝っていても、負けていても、どんな状況でも使っていこうと思っています」と発言していたそうですけども、僅差リードの8回はある程度固定した方がいいような気がします。

 上記4人がさまざまな状況で使うというのは、多分”中継ぎローテ制”を引こうという思惑なんじゃないかなと思います。それはわかるんですよ。”勝ちパ””敗戦処理”と完全に分けてしまうと、連勝したり連敗したりしたときに、同じ投手が連投しなければならなくなりますもんね。

 しかしですよ。僅差の終盤に関しては、”投げ切れる力のある投手”でないと、ちょっとしたプレーひとつで、流れを完全に渡してしまいます。また、長距離砲を相手にしたときにはある程度のコントロールも必要だと思うんですよ。

 そう考えるとなあ。やっぱり、須田、加賀、三上の3投手の不調は響いてますね。早く調子を戻して、1軍マウンドに上がってくれないかなあ。