ベイスターズの阪神戦、後はダダをこねまくるしかないんじゃないか問題

5月12日 横浜スタジアム(ホーム)

De1-4阪神

敗戦投手 井納 (1勝3敗0S)

 全国の片頭痛ベイスターズファンの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。気圧の谷間に頭を悩ませていませんでしょうか。眉間に皺が寄っていませんか。冷房が利いた電車にため息をついていませんか。ほかに片頭痛の理由はありませんか。そうでした。本日からハマスタ阪神三連戦が始まるのでした。私は朝起きてから、ずっと片頭痛でしたよ。

 本日は井納・メッセンジャー両先発投手による投手戦でした。結果1—4で敗退しましたが、誰も責められないような内容でした。唯一私が気になったのは6回裏のこと。表に中谷選手によるソロ本塁打で12と1点リードを許したものの、2アウト1,2塁でバッターは井納投手というチャンス。ラミレス監督は代えませんでしたね。この回、井納投手は凡退。続投した井納投手は8回表に福留選手と鳥谷選手に本塁打を打たれてしまいました。

 もちろん、これは結果論となってしまいますよ。井納投手の調子とバッティングと完投能力、リリーフ陣の環境、これまでのラミレス監督の采配。鑑みて、代打を出さずに続投させるでしょうね。でしょうね。でしょうね。わかりますよ。それは。

 でもですね。私は代打を出してほしかった。6回表までで井納投手は100球弱。相手は阪神です。1点ビハインドで勝ちパを出すくらい無理矢理にでも勝ちにいこうとしてほしかったです。もちろんド素人の個人的な意見なのですけど、鬼門の阪神ですよ。大事なところなので、2回言いますけど、鬼門の阪神です。2014年から勝ち越せていない阪神です。それ以前は2005年から2012年まで勝ち越せていませんよ。

 こうなってくると、阪神サイドも意識の奥底にありますよ。奥底というか口に出して言っているかもしれませんよ。ファンも選手も「相手が横浜だから勝てる」って。

 阪神相手にはね。もう最後の最後までダダをこねるしかないんじゃないかと思うんですよ。昔よくいたデパートの玩具売り場で「ママー、あれ買ってー」と泣き叫ぶ子供のように。「ハンシーン、勝たせて—」、「嫌だー、勝たせて—」ってダダをこねるしかないんじゃないかと思うのですよ。

 本日、一日、片頭痛だった私は、片頭痛だったのですけど、片頭痛ではないと思いこまなければならなかったのかもしれません。片頭痛だと思ったから片頭痛になる。負けると思うから負けてしまう。プロの試合と私の片頭痛を一緒にするのがおこがましいのは重々承知の上で無茶苦茶語っていますけど、人間の心理って、プロも市井の人々もあんまり変わらないんじゃないでしょうか。

 ちなみに、本日、私が一番、片頭痛の痛みを強く感じたのは、荒波選手がアウトになった瞬間でした。キーンってなりました。キーンって。