4月14日 横浜スタジアム(ホーム)
De4×-3ヤクルト
勝利投手 パットン (2勝0敗0S)
勝てましたね。やっとです。生みの苦しみでしょうか。控えの選手がこれまで元気がなかったレギュラー陣に風穴を開けてくれたように見えた試合でした。
まずは乙坂選手のタイムリー。8回裏、2死満塁。31というカウントから真ん中高めのストレートを1,2塁間を抜けるヒット。このヒットでベンチに明るさが戻ってきたような雰囲気を感じました。
しかし、今日もヤマヤス投手が打たれてしまい、33の同点に。筒香、梶谷両選手はケガ。ロペス選手も代走で代わってしまったので、ポイントゲッターがいなくなってしまいました。
ところが、10回裏の先頭打者、関根選手がセーフティーバントで塁に出て、盗塁、ボークでランナー3塁。白崎選手のサードゴロでホーム生還。サヨナラ勝ちです。泥臭い勝ち方ですが、今のベイスターズに必要なのはこういうプレイなのだと思います。昨年、まるで勝てなかった4月を終えた後、ゴールデンウィークにケガから帰ってきた梶谷選手がホームスチールをやってのけたのを思い出しました。昨年はあの試合からベイスターズは息を吹き替えしましたよね。
外野手・関根選手はオープン戦で5割近い打撃成績を残していながらも、レギュラー獲得ならず。ベイスターズは筒香・桑原・梶谷選手と外野が埋まっているので、関根選手の立ち位置的には難しい。そんな関根選手がヒーローインタビューで「チームのみんなは勝つことに飢えていて、本気でやっています」というコメントを残してくれました。ペナントに入ってから、レギュラー陣が悩んでいるというのは想像できますが、その姿がくっきりと見えてくるようなコメントです。お立ち台でこういうことを言ってくれるのがいいですよね。特にベンチにいることの多い関根選手の口から発信してくれたというのがポイントです。ファンに伝えたいという気持ちがストレートに迫ってきます。
投手も含めて、自分の役割を勝ち取ったレギュラー陣は、その地位を守るための悩みのようなものを抱えているように見えてなりません。守ってどうするんでしょうね。まだこのチームは発展途上。攻めなきゃ。関根選手のような真っ直ぐな選手が、空気を変えてくれるような気がします。私はチームの空気を変えてくれるのはエリアン選手だと思ってましたけどね。
だから、佐野選手もいいけど、ラミレス監督にはこういう関根大気のような選手をもっと大事に使ってほしいなあと思います。久々に気持ちのいい試合の終わり方でした。