関根大気は燃えているか問題

 球春到来。キャンプが始まりましたね。初日は大和選手が守備練習でショートに入ったそうじゃないですか。ラミレス監督の「倉本にどいてくれとはならない」発言がいつものようにブラフになる可能性も高まってまいりました。

  今オフでは「大和選手FA問題」のほかにも「武藤、中川、バリオスの3選手獲得問題」、「乙坂選手のメキシコで大活躍問題」や「井納投手の奥さん中傷問題」、「梶谷選手のキャンプ2軍問題」など気になる話題があがってましたね。シーズンに向けて楽しみが増えてきました。

 さて、一旦復習しましょう。投手陣は充実してきましたね。競争も激しくなるでしょうが、長いペナントを戦い抜くには層が厚くて困ることはない。主力選手のケガや不調があると思うので、誰にでもチャンスはあるのではないでしょうか。

 野手はどうでしょう。大和選手加入による二遊間競争の激化、大器の片鱗を見せ始めた細川選手や乙坂選手、その座を脅かされつつある梶谷選手、崖っぷちの石川選手や荒波選手。開幕までに彼らがどこまで仕上げてくるのか楽しみですね。

 ん。忘れていた選手がいました。これまでは必ずポジション争いに名を連ねていた関根選手です。いや、私が忘れていただけですよ。他意はないです。いや、あるっちゃああるか。

 関根選手は2013年のドラフト会議で5巡目に指名されて入団しました。 50m5秒台の俊足。盗塁やバントも上手く機動力のある”やきう”のできる選手です。1年目から期待され、1軍2軍を行き来します。3年目の2016年は4月30日以降2軍に落ちることなく1軍帯同を通しました。

 むしろ2016年あたりには桑原選手とレギュラー争いをしていたのですが、勝ち取ることができませんでした。以降、代走や守備要員として使われることが多かったですが、その役目も乙坂選手に奪われてしまいます。

 桑原選手や乙坂選手は守備や走塁のほかにパンチ力に魅力のある選手です。自ずと関根選手の課題がバッティングであることが浮かび上がります。

 反面、2017年のベイスターズの盗塁数は12球団で11位、セリーグでは最下位でした。チームが今以上の成績を残すには足を使った攻撃も必要だと思います。それには関根選手のような小技を使える選手がどれだけ、チームに貢献できるかということなんじゃないですかね。

 2017年4月14日にこんな試合がありました。

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 足で勝てることもあるということを証明してくれた試合だったように思えます。関根選手にはこういう力のある選手なのです。

 関根選手は今季のキャンプは2軍スタート。今、どういう気分でいるのでしょうか。いーや。まだまだチャンスはあるはずです。腐らずに燃えてほしい。得意な走塁はもちろん、バッティングでも魅せてほしい。1軍、いやレギュラーのチャンスを強かに狙ってほしいと思います。