山口俊は本当のエースになれるのか問題

8月27日 横浜スタジアム(ホーム)

De7-3巨人

勝利投手 山口(9勝5敗0S)

120試合 56勝 61敗 3分 3位 首位と16.5ゲーム差 4位と2.5ゲーム差

 勝ちました。2試合連続初回得点です。打順はもう完全にこれで決まりですね。連打で得点がとれるチームは強いです。本塁打よりも連打の方が得点数を稼げる可能性が高いですからね。

 得点は奪えなかった2,3,4回は相手投手の大竹が緩い変化球を主体にしたピッチングに変えたからではないかと思いました。全体的に打者陣のスイングの始動が早かったように見えました。ですが、5回は調整したのかどうかわかりませんが、2度目の連打をうまくきめることができました。うまくタメを作っていましたね。ただ、倉本だけ一瞬早かったです。ファーストライナーだったんですが、1コンマ1秒だけ我慢できていれば1,2塁間を抜けていたのではないでしょうか。

 この打順の素晴らしいところは、筒香—宮崎—梶谷と長打が打てて、流し打ちも打てるところですね。内角は投げづらいから外角を投げようとしたらおっつけてヒットにされる。これの連続で連打が決まっていくというね。見ててたまんないですね。1,2,3番に関しては、石川選手がチームのために死んでくれるので、ロペスの併殺が減ると。倉本選手まで回ってきたときには、併殺になっても痛くないと。っていうか、全員それなりに調子がいいから、点がとれてるって言われれば、それまでなんですけどね。

 えーっと、先発は山口俊投手です。本日は雨が降っていたのですが、3失点完投という粘投でしたね。2,3回の失点は抜け球が多かったので、雨の影響があったのではないかと思います。4回以降は無失点。130球も投げているのに9回は150近いストレートを放ってましたね。9勝のうち、完投は5。エース級の働きです。

 でも、エースとは言い切れない。理由は2回のプレイにあります。ファーストゴロで併殺にとれそうなところ、1塁カバーに入ってなかった。これは懲罰ものじゃないですかね。チームを引っ張るべき選手がやってはいけないプレイではないでしょうか。

 本当はいらない四球を出さないようにしてほしいのですけど、コントロールの件は目をつむりましょう。ファッションセンスがないのも目をつむりましょう。送りバントの失敗は、本日に限っては雨が降っていたということで目をつむりましょう。でも、緩慢プレイはよくない。できないことをしようとするのではなくて、できることはきっちりやってほしいです。エースになるというのはそういうことじゃないですかね。

 ただ、ヒロインで「超きもちいい」をやめ、本日に関しては「皆さまお足元の悪い中」で切り出したのはよかったです。ああいうの好きです。山口俊投手のキャラクターもあるので、いろいろ考えながらやってほしいですね。ファンサービスも仕事のうちですから。