敗戦は少しずつ浸食されていく問題

 私事ではありますが、つい3日前に花粉症になったようです。鼻に入った花粉は少しずつ私の細胞を壊していきました。流れゆく涙。止まらない鼻水。40数年生きてきて、「なんで花粉症なんかにかかるんだろう」「なにが辛いのだろう」と思っておりました。大変ですね。花粉症。だるいーーー。

 

 少しずつ浸食していくのは野球の試合も同じではないかと思うのです。3月30日の開幕戦。先頭打者・山田哲人選手の打席は名手大和選手のファンブルという、思いもしないプレイでベイスターズのシーズンは始まりました。

 先頭打者から強打者。開幕戦ということで石田投手も緊張していたことでしょう。3-2から放ったスライダーはショートへ飛びました。山田選手の足の速さもあって、多少は慌てたのかもしれません。ハマスタの新しい芝にまだ慣れていなかったのかもしれません。大和選手のグローブからボールが弾き出されてしまう。こんなことがあるんですね。

 初回2点、3回3点。石田投手は5回5失点。ナイスボールもあったのですけど、ときおり入る甘い球を痛打されてましたね。最後まで落ち着かないまま降板してしまいました。

 ロペス選手のソロ本塁打や宮崎選手の2ラン本塁打など、反撃の狼煙があがりそうな雰囲気はありましたが、及びませんでした。リリーフ陣も失点されてしまいましたしね。

 敗戦は少しずつ浸食されていきます。ただ、抗うタイミングはいくつかありました。野球は抗って勝つことのできるスポーツです。花粉症は抗ってもどうにもならないようですが。なるのかなあ。

 

 うーん、開幕初戦を落とした…だよー。

 

3月30日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-7ヤクルト

敗戦投手 石田 (0勝1敗0S)

本塁打 ロペス1号(4回裏ソロ)、宮崎1号(8回裏2ラン)※Deのみ