2018年、ベイスターズの代打問題

 3月6日のオープン戦では中川選手の活躍が目立ちましたね。右打者にもかかわらず、甲子園でライト方向への本塁打とは驚きました。あくまでオープン戦なので参考程度ではありますが、そのパンチ力には目を見張るものがありました。ただ、守備はあまり上手ではなさそうなので、代打での活躍が期待されますね。

 当ブログ「横浜DeNAは本当に優勝ができるのだろうか」では、優勝するためにはどの問題を解消していけばいいのかということに焦点を当てて、さまざまな問題を取り上げてきました。「野球を知らない人にも、ベイスターズファンになってもらって、野球好き、もしくはベイスターズ好きになってもらえればいいなあ」という想いから、その論点から外れることもあるんですけどね。今回は基本(?)に立ち返って、ベイスターズが優勝するためには何が必要なのか。その一つとして代打を取り上げたいと思います。

 解説者の方々がよく話していることで、「優勝するチームはレギュラーが固定されている」という説がありますね。98年のベイスターズもそうでしたし、強かった時代(失礼か?)の90年代の西武、つい数年前までの中日もレギュラーが固定されていました。

 ただ、常勝軍団を作るためには若手の台頭が必要不可欠です。また、セリーグではDH制がないので、試合展開が佳境にかかってきたころになると、投手へ代打を出すことも増えてきます。試合を一つの物語とすると、この代打が重要なプロットとなることが結構、多い。

 では、ベイスターズマシンガン打線だったころの代打には、どんなメンバーがいたでしょう。皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか。

万永貴司  47試合  打率.267 1本塁打 5打点

畠山準 49試合 打率.263 2本塁打 8打点

井上純  71試合  打率.330 0本塁打 9打点

荒井幸雄  50試合 打率 .261 1本塁打 5打点

 ほかにも、右翼手左右併用だった 佐伯・中根両選手も代打で出場することがありました。結構、充実してたんですよね。マシンガン打線の印象が強かったんですけど、ベイスターズの初期を支えた畠山選手、ヤクルト、近鉄と渡り歩いた荒井選手。2人のベテランに加えて、万永、井上という若手両選手。左右のバランスもいいですね。

 現在は、左に乙坂、神里、佐野、荒波、石川の5選手。右に中川、G.後藤、細川、白崎、田中浩の4選手あたりが有望でしょうか。名前だけ見ると、結構充実しているかも。活躍できるかどうかはわかりませんけど。

 昨季、セリーグで代打成功率が一番高かったのは広島カープ。一番低かったのはベイスターズでした。

baseballking.jp

 代打成功率をどれだけあげられるか。これもベイスターズが優勝するための材料の一つといえるのではないでしょうか。