打たれても平田真吾を応援したくなっちゃう問題

8月18日 東京ドーム(ビジター)

De1-6巨人

敗戦投手 井納 (4勝7敗0S)

本塁打 桑原13号(3回表ソロ)※Deのみ

首位から12ゲーム

 負けた…だよー。5点差の大差で負けましたが、実際にはちょっとした運命のいたずらで負けたような気がしました。

 動画をまだ見ていなくて、レフトスタンドからの印象で話しますね。

 6回表、1死満塁のチャンスをつかめず、迎えた7回裏は1対2と1点ビハインド。先発井納投手が突如崩れ、1死満塁で平田投手に交代しました。陽選手を空振り三振にとって2死。続くマギー選手にも2ストライクに追い込むことができました。カウント2-2からのストレート系のボール。多分、平田投手は決めにいったと思うのですが、これがボールに。次のボール(私はスライダーに見えたのですが、変化球が抜けたんですかね)をライトスタンドに運ばれてしまいました。

 チャンスをつかめなかった分の流れをそのまま引き渡してしまった。そんな結果でした。しかし、ここで抑えられれば、もう一度チャンスが向こうからやってきたはずなのです。

 あのとき、レフトスタンドでは「平田頑張れ」という声が多くあがっていました。1軍2軍を行ったり来たりしつつも、表情を変えずに、今、目の前にある仕事をこなしていこうという実直な平田投手の姿に心を打たれたファンも多かったのではないでしょうか。ここで頑張れば、ビハインドエースからチームを救うヒーローに昇進したかもしれない。ヒーローインタビューという晴れの場に立てたかもしれない。

 決めにいったあのボール。敷田球審の腕が上がれば、卍ポーズをとってくれれば、平田投手は一つ違うステージに上がれたのかもしれません。しかし、無情にも手はあがりませんでした。見切ったマギー選手は次の配球を読み切ったのでしょうか。ライト方向へ狙いすましたように打球を運びました。

 スポーツは結果が全てです。仕方ありません。平田選手、もうちょっとでしたが、プロならなおさらのこと、結果が全て。また一から出直しになるかもしれませんが、ピンチの場面で平田投手がマウンドに上がるその雄姿を楽しみにお待ちしております。