桑原将志の食らいつき問題

7月19日 横浜スタジアム(ホーム)

De5-3ヤクルト

勝利投手 パットン (4勝3敗7S)

セーブ 山崎康 (1勝1敗15S)

本塁打 宮崎8号(2回裏ソロ)

 いい試合でしたね。スイーブできましたが、3戦ともなんとか勝てた感じの試合でした。いや、ヤクルトさん、現状調子悪いですけど、怖いですよ。ラミレス監督が仰るようになるべくならそのまま眠っていてほしいです。(ヤクファンの方すいません)

 いろいろあった試合でしたが、この日の試合は桑原選手に尽きるのではないかと思います。前半戦は調子が悪かったですけど、よくぞ壁を乗り越えてくれたと思います。何様でモノ言ってるんだよって感じですけどね。それまで見れなかった、ボール球の変化球を選べるようになりましたし、粘ったファールも打てるようになりましたね。

 梶谷選手もそうなんですが、桑原選手のバッティングも見てて面白いんですよね。

 まず、打席に入ると、バットの真ん中より下あたりを右手で持ちますね。あれ、芯の位置を毎回確認しているんじゃないかなあ。それからバットを横にして縦にしてから、また横にしますね。ずっと、横にしてりゃあいいじゃねえかと思うんですけど、まあ、なんかアレにも意味があるんでしょうね。

 えっと、ここで表題の「食らいつき問題」に言及しようと思うのですが、なんで桑原選手のバッティングって「食らいついている」ように見えるんですかね。

 基本、桑原選手はストレートに強いバッターですね。7月1日の巨人戦グラスラもストレートでした。だからといって変化球が打てない訳ではない。ストレートを待ちながら、変化球にも対応できる打者なんじゃないかと思います。変化球を詰まりながらも外野の前まで持っていく場面をこれまでも何度か見ました。このときのバッティングに「食らいつく」感がありますね。なんとか我慢して対応している感じがありますね。これができるのはやっぱり下半身に粘りがあるからなのかなあと思うのです。粘って粘って、変化球に対応する。だから「食らいついている」ように見えるのかなあと。

 それにしてもあれですね。いつの間にか、「チャンスを作って桑原まで回してくれ」と思っている自分がいますね。「桑原ならなんとかしてくれる」って。関根選手と外野手争いをしていた時代から比べるとすごい成長です。これで23歳ですからね。伸びしろもありそうです。

 桑原将志はまだまだ成長する…だよー。