10月15日 マツダスタジアム（CSF第4戦）
De7-8広島
敗戦投手 今永（0勝1敗0S）
本塁打 梶谷 1号(3回表2ラン) 、ロペス 1号(7回表ソロ)
CSファイナル1勝4敗 シーズン終了
負けました。壮絶な負け方でしたね。最後のバッターはファーストランナーのロペス選手を残しての、筒香選手空振り三振（厳密に言うとファールチップを相手捕手がキャッチ）でした。
先発の今永投手は初回に6失点を喫し、2回に代打を出されて降板します。…その後はもうよくわかりません。が、各選手がシーズン中で発揮していたバッティングが披露されていたような気がします。桑原選手は初球から積極的に狙いに行き、梶谷選手は中に入ってくる変化球にバット軌道を合わせ、ロペス選手は右への意識（第2打席でライトフライ）を持ちながらのレフトスタンドへホームラン。宮崎選手は右打ちに徹して、エリアン選手は神様に祈っていて、倉本選手は自分のペースでスイングして、戸柱選手は意外性のあるバッティングを見せて、1点差まで追いつきました。
本日、スタメンでヒットがなかった選手が2人います。バッターボックスにも立っていない今永投手と筒香選手です。
今永投手はCSファーストで121球1失点でした。しかも、ルーキーなのに、この大舞台で中5日です。初回に6失点を奪われても、文句を言いようがない。問題は筒香選手です。
CSファイナルでの筒香選手の打率は.063で打点0でした。全般的にアウトコースのストレート系にやられてましたね。しかも厳しいコースが多かった。カープ投手陣も筒香選手に対しては気合いの入り方が違っていたように見えました。
今季は何度、筒香選手には打ってほしいところで本塁打を打ってもらっていたか。数知れません。本日の最終打席もそういう場面でした。全球アウトコースのストレート系で三球三振。今季の筒香選手ではありえないような打席。CSファイナルは筒香選手だけが足を引っ張っていたというありえないような結果が出てしまいました。
しかし、この結果は違う側面も持っているように思えます。筒香選手はそれだけ、相手投手にマークされる打者に成長したということでもあるのです。
筒香選手は全日本で4番を任されるような打者で、海外志向も強い選手です。でもね。まだ、横浜DeNAベイスターズというチームでやるべきことがたくさんある。CSファイナルはそのことを筒香選手に教えてくれたゲームだったように思えるのです。
ほかの選手に関してもそう。1つ1つのアウト、打席、プレーを大切にしないと勝敗を左右することになる。どれだけ点差が開いていても、試合が終わらない限り、勝敗はわからない。当たり前のようなことですけど、そんなことを教えてくれたゲーム。そんなことを教えてくれたCSファイナルだったような気がします。選手だけでなくファンも、というか、私がそう教わったのかもしれません。
本日の試合は負けてしまいましたけど、美しい敗退でした。来季につながる敗北でした。選手の皆さんはゆっくりと休んでいただきたいと思います。
