ベイスターズの微妙な沈滞ムード問題

8月17日 神宮球場(ビジター)

De1-9ヤクルト

敗戦投手 久保康(5勝7敗0S)

112試合 53勝 56敗 3分 首位と12.5ゲーム差 3位

 大敗ですね。一球速報で追いかけていましたが、小川の本塁打で流れを完全に持っていかれちゃったなあという印象です。

 あくまで一球速報での情報でしかないのですが、久保康友投手は真ん中に入ってくるボールがいくつもあって、小川はほとんどなかったんですよね。中盤までは小川に完全にしてやられていて、久保投手は粘りの投球で我慢していた感じでしょうか。それが6回になって抜けてしまったと。

 ベイスターズは巨人・広島と上位チームだったとはいえ、2カード続けて負け越しています。決してチーム状態はいいとはいえません。

 野球チームに限らず、会社でもなんでもいいんですが、沈滞ムードになることってよく目にしますね。1人だけでなく団体で毎日行動しているわけですから、ムードって蔓延してしまうのでしょうね。そんなことが起こらないように、会社では配置換えなんてことをしたりしますね。プロ野球チームでは1軍2軍の入れ替えなんかが一つの策としてあげられます。

 ベイスターズが講じた策がシーズン途中に獲得したマイク・ブロードウェイ投手の1軍昇格でした。160キロ近くのスピードボールを持っているという触れ込みでしたが、2軍では8投球回で自責点6、防御率は6.75です。噂レベルですが、クイックができない。フィールディングがまるでダメなど、評判が悪かった。で、実際に投球を見ると(ダイジェストで見ました)評判通りでしたね。スピードボールも150前後。コントロールも悪い。ボールのリリースも見やすそうです。ザガースキーの方がまだよさそうです。ああ、そうそう。結果は5失点でした。自責点は1でしたが、暴投なんかも含めてほぼほぼ、独り舞台。ブロードウェイという名が体を表してました。

 もし、このブロードウェイ投手が圧巻の投球を見せていたら、本日が負け試合だったとしても光明が見えていたところでした。ベイスターズが今年5月に快進撃を開始することができたのは、5月5日の梶谷選手の本盗だったように思えます。もしかしたら、ブロードウェイ投手はあのときの梶谷選手のような存在になれたのかもしれません。 

 巨人3連戦、広島3連戦はいずれも3点差以内でのゲームだったので、頑張ってはいるんですよね。ムードってちょっとしたきっかけで変わるものですから。チームを引っ張れる新しい存在がいるといいんですけどね。

 どうしても、番長・三浦投手を思い浮かべてしまうなあ。そういう存在。