ベイスターズ、鬼門・阪神戦で辛勝問題

8月3日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-3阪神

勝利投手 山口(7勝4敗0S)

セーブ 山崎康(2勝3敗25S)

本塁打(Deのみ) 梶谷 10号(1回裏2ラン) 、筒香 33号(1回裏ソロ)

101試合 49勝 49敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 助かったあ。鬼門の阪神戦でなんとか勝てましたね。カード1勝1敗なら、明日の試合は楽に見ることができますね。

 先発の山口投手はケガから回復し、1か月ぶりのマウンドでした。しかし、先発転向後、横浜スタジアム阪神戦では1度も勝てたことがありませんでした。抑えの山崎選手は今季の阪神防御率が14.40(本日の試合含む)。ちなみに対阪神以外では防御率0.99です。思いっきり苦手としています。

 1シーズンのリーグ内対戦は25試合です。ちょっとでも苦手意識を持ってしまうと、相手チームにも自信が生まれてしまいます。相手打者への攻め方も変わりますし、打者が打席に入る前から、相手投手に対して気持ちで負けてしまうこともあるでしょう。

 阪神戦に関しては、けが人が多かったシーズン序盤に数多く当たっていたこともあり、本日の試合含め、5勝9敗と大きく負け越しています。辛勝ではありますが、本日の勝利はとても大きかったと思います。最後までどうなるかわからない展開でしたものね。

 打の方では4安打4得点。初回の桑原選手から筒香選手までの4人で試合を決めてくれました。相手の能見投手はしり上がりによくなっていったので、立ち上がりをピンポイントで攻められたのはよかったです。

 今、バッターで一番調子いいのが梶谷選手ですね。苦手としていたアウトコース低めのスライダーをしっかりと見逃してボールにしていますし、ストライクゾーンに入ってくるボールは軌道に合わせてバットを振ることができています。下半身とリストの強い選手なので、うまくあわせることができれば、長打も狙えます。何度も言うようですが、この感覚を忘れないようにしてほしいです。

 先発の山口投手もよく粘りました。毎回、コントロールに一抹の不安を感じさせますが、負傷明けにしては上出来ですよね。7イニングも投げてくれると、ブルペン陣への負担が減ります。次の試合もイニングを食ってくれると助かりますね。

 ヤマヤスに関しては…、というか、その前にタナケン、三上様のリリーフできっちりと抑えてくれたことも大きな勝因です。最後までどうなるかわからない試合展開は8,9回で試合が動きやすい。2人のおかげで、ヤマヤスのゴメス1発でも阪神サイドは勢いをつけることができませんでした。

 阪神戦の苦手意識をなくすことが、ベイスターズ優勝への大きな1歩になるに違いありません。できれば、もう一つとりたいですね。