筒香嘉智サマサマかかりきり問題

7月22日 横浜スタジアム(ホーム)

De3×-2巨人

勝利投手 ザガースキー(2勝0敗0S)

本塁打(Deのみ)筒香 27号(6回裏ソロ) 、筒香 28号(12回裏ソロ)

91試合 43勝 45敗 3分 首位と11.5ゲーム差 3位

 がっぷり四つの投手戦で勝ちましたよ。2位の巨人戦初戦、しかも菅野相手で取ったのは大きいですね。前回の巨人3連戦は1つを除いて(深くは言わない)、投手戦で落としてましたからね。

 先発は石田選手。球に力があってよく頑張りました。いい顔してましたね。戦う男の顔をしていました。暗黒時代にああいう顔で試合をしている選手、ほとんどいなかったように思えます。大事な試合であるという認識が本人にあったんでしょうね。

 ブルペン陣もよく頑張りましたね。巨人に比べると中継ぎ陣で分があったように思います。度重なる満塁を残塁にしてしまいつつも、勝てたのはザガースキーの3凡が大きかったのではないでしょうか。でも三上選手がね。ちょっとよくなかったですかね。先頭打者四球が痛かったです。これ、左の長距離ヒッター・ギャレットに粘られた上での四球です。で、鈴木尚広が代走に出てくる。三上選手ってモーションが大きいので、ちょっと嫌でしょうね。バント処理に関しては、当然石川選手のエラーですけど、ちょっと捕りづらい送球でもありますよね。…よくよく考えてみると、三上選手ってこの日、ヒットを打たれてないんですよ。この試合でどうこう判断できる内容ではないですね。連投が続きますが、次も頑張ってほしいです。

 相手投手が菅野ということで、なかなか打てませんでしたが、初回梶谷選手の初級攻撃はよかったですね。立ち上がりを攻めたいということと、変化球は狙って打ったんでしょうね。うまく引っ張って2塁打にしました。この1打がなかったら、今日の試合はどうなるかわからなかったですね。

 まあ、なんだかんだいって、本日の試合は筒香選手の独り舞台ですね。全打点をたたき出しています。打ってほしいところで、打ってくれちゃうんだなあ。4回の2塁打、6回の本塁打は菅野の外角ストレート系(6回はシュート)を叩き、どちらもレフト方向にボールを運んでいます。ストレートに弱いと言われている筒香選手ですが、この2打席はよかったですね。以前からバッティング練習では左方向への意識が強かった筒香選手。こういうところで結果が出るんですね。また、ヒロインもよかったです。大活躍なのに「たまたまです」って言ってみたり。後ろの打者・ロペスを立ててみたりさ。人間ができてるというか。そういえば、3試合連続マルチホームランですか。はあ。スゲエなあ。

 これまでの筒香選手を見ていると、力のある投手の内角高めのストレートには弱いですね。パリーグの好投手にはことごとくやられてました。セリーグでは向かうところ敵なし状態ですね。相当古いですけど、阪神のバース並みに投げるところがないですね。バースも内角に弱かったそうですけど。

 筒香選手を生かすも殺すも前後を打つバッターです。今は梶谷選手とロペス選手ですか。前の打者が塁に出て、筒香選手が返す。筒香選手が歩かせられたら、後ろの打者がランナーを返す。それ以外の選手も頑張ってもらう必要があります。筒香選手以外にも「嫌な打者だなあ」と思わせる選手が並ぶと相手投手は、いろんなところに神経を使わなければなりませんからね。

 また、優勝するチームって、いろんな選手がヒーローになるって、よく言われますね。今の広島なんかが、あてはまるのかな。日替わりヒーローになってくれた方が、チームとしてもファンとしても盛り上がりますよね。だから、本日の試合は筒香選手以外、10回と11回で決めてほしかったですね。筒香選手1人、かかりきりになってしまっては本当の優勝はできないんじゃないかなあと思うのです。

 なんか、贅沢な悩みですけど。