梶谷のやる気のなさそうな空振り問題

6月20日 交流戦横浜スタジアム(ホーム)

De2-5日ハム

敗戦投手 砂田(1勝2敗0S)

70試合 31勝 36敗 3分 首位と8ゲーム差 5位

 試合を見れなかったので、帰ってからハイライト映像を確認しました。試合展開としては、前日と同じような点の取られ方をされてますが、砂田君が打たれた球は、どれもコース、高さは悪くない変化球っていう印象です。平田君の投球内容はよくわかりませんが、ミスもあったようなので、余計な点を取られてる感じでしょうか。

 打線は筒香の前後、梶谷宮崎がノーヒットです。

 ロペスがいない今、筒香の次に打ってもらわないといけない選手が梶谷だと思うのですが、左投手の外角低め変化球にめっぽう弱い。今、特に、素人目から見てもめっぽう弱いです。

 梶谷は2013年8月に突如ブレイク。その月、1か月で打率は4割越え、8本塁打という衝撃の成績を残しました。2014年には盗塁王を獲得。守備や足でも魅せる選手で、トリプルスリーの候補としてあげられていました。しかし、2014年は.263 16本。2015年は.275 13本と期待以上の成績は残せていない。というか、ファンが梶谷に期待しすぎてるだけなのかもしれませんけどね。

 昨年あたりから、左投手にアウトコース低めにスライダー系のボールを投げられると、やる気のない感じのスイングで三振してしまう場面をよくみられます。やる気のないというのはファン目線であって、正しくはつられるようにといった方がいいかもしれません。調子のいいときはしっかりと踏み込んで左右にライナー性を打球を飛ばしてくれるのですが、ここ数試合はそういうバッティングを見れていません。

 逆にアウトコース低めのストレート系のボールは左方向に鋭い打球を飛ばす場面をよくみるようになりました。変化球には弱いんだよなあ。

 そういえば。ゴールデンウィークあたりのヤクルト戦のとき。梶谷打席でカウント32、アウトコース低めの変化球を投げられて、膝が崩れるように打った打球がショートゴロだったのを思い出しました。「どうにか打ってやろう」という気持ちが伝わってきましたが、自分のバッティングをも崩されてしまっているようでした。

 膝が突っ立ったような状態のまま、アッパー気味に鋭い打球を運んでいくのが梶谷らしいバッティングのように思えます。だからなのか、粘ってカットするような器用なことができない。左投手にアウトコース低めのスライダーを投げられると、自分らしい打球を飛ばせないがわかっている。梶谷自身、スイングの始動の時点で、大体の結果が見えてしまっているのではないでしょうか。。だから、ああいうスイングになってしまう。また、あっさりと見逃し三振喫してしまう場面をよく見るのも、そんな理由からではないかと思いました。

 素人目で勝手に妄想してるだけなので、本当のところはわかりませんが、この弱点の克服が梶谷の本当のブレイクへの道筋なのではないかと思います。…言いたいことがうまく書けてるかどうかわかりませんが。とにかく。過去、屋鋪や鈴木尚典がある時期から自分のバッティングを見失ってしまったことがあったので、梶谷に同じ轍を踏んでほしくないという想いを誰かに伝えたかっただけなのです。