タイラ―・オースティンの目付問題

 さあ、ベイスターズさんにとっての一つの天王山、開幕阪神戦でございます。今季のペナントを占う一戦といっても過言ではないのですが、どうやら最近の阪神さんは調子が悪いそう。今のうちに取れるところは取っていきたい。

  【2020年6月26日阪神戦】

 本日はDe今永、阪神西の両先発投手の投げ合いでした。今永投手はストレートとチェンジアップ。西投手はシュートとスライダーで打者を翻弄。縦対横の対決ですね。見ごたえがありました。

 両投手共にちらほらと逆球が見られたのですが、両チームの打者は、手が出たり出なかったりで、翻弄されまくっていました。絞り球を捉えきれないって感じ。

 そんななか、先に先制をしたのはベイスターズさん。5回裏、宮崎選手が西投手の中に入った逆球シュートをライトスタンドに叩き込みました。さすが、リーグを代表する打者ですね。甘いボールを逃さない。

 その後、試合が動きそうなタイミングはあったのですが、両チームともゼロ行進。どちらかというと、阪神さんの方が焦ってたように見えました。いつもだったら普通にバントをしていたところ、バスターエンドランを仕掛けてみたりね。

 しかも、好投西投手を8回にルーキー小川投手にスイッチ。球は速いし、変化球のキレはいいけど、コントロールに難のあるタイプでしたね。ベイスターズさんはソト選手ヒットからオースティン選手の2ランで突き放し、連打で6点差にして、試合を決めました。大事な阪神開幕カード初戦を取ることができましたよ。

 本日のヒロインは今永投手と宮崎選手でしたが、影のヒーローはオースティン選手だと思います。あの2ランは、均衡を突き破る大きな追加点でした。

 さて、ベイスターズファンの中でも少ない、現地でオースティン選手の本塁打を肉眼で見た私が通りますよ。2月からオースティン選手の活躍のカギは「低めの変化球対応」であると口を酸っぱくして言ってきた私が通りますよ。

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 前日の初回本塁打以降、低めのボール球になる変化球にくるくる空振りしていたのが、個人的に気になっていたところ。本日の西投手のスライダーにもくるっくる。

 人間って、一度調子を落としてしまうと悪いことを考えすぎてしまって、できることもできなくなってしまうことがあります。

 オースティン選手はどちらかというとハイボールヒッター。2月16日のオープン戦1打席目で放った本塁打も真ん中高め。本日打ったボールも真ん中高めでした。

 低めの変化球に引っかかっても、打てるボールは確実に捉える。ここが素晴らしいですね。体の軸もブレてないけど、打席での目付にもブレがないみたい。さらに、今後が楽しみな選手になってまいりました。

 

神000000000|0

横00001005 ×|6

横浜スタジアム(ホーム)

De6-0阪神

勝利投手 今永 (1勝1敗0S)

本塁打 宮﨑 3号(5回裏ソロ) 、 オースティン 2号(8回裏2ラン)※Deのみ

 

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