宮﨑敏郎の年齢問題

 4連勝中のベイスターズさん。今のうちに打線の調子を取り戻して、連勝を伸ばしてほしいですね。

 神宮ヤクルト戦2戦目。先発は吉野投手です。立ち上がりから丁寧に投げるも、丁寧すぎて四球が多いですね。ただ、崩れることなく打ち取るピッチングで4回2/3で失点1の自責ゼロ。悪くはないのですが、球数が嵩んでしまいました。

 打線はまだまだ調子が上がらないですね。しかも、今まで調子の良かった三森選手がブレーキ。ちょっと力が入りすぎたスイングをしています。打線で機能しているのは蝦名選手と度会選手だけじゃないですかね。度会選手は本日唯一の得点となるソロ弾も放ちました。巧みなバットコントロールでしっかりと粘りながら自分のポイントを待ち続ける。相手投手にとっては面倒なバッターになってきましたね。

 本日は幾度も出塁しつつ、得点のチャンスをうかがっていたものの、1点が取れないですね。ここで犠飛でもあげれば、試合展開は違ったものになっていたように思います。

 失点はパスボール、エラーからの出塁からのうまく打たれたタイムリー、先頭四球からの送られて犠飛、四球を重ねてからのタイムリーの4失点。全般的に”流れ”を自ら相手に渡しちゃっているような試合でした。

 連勝も本日でストップ。やっぱり打線がなあ。不調となってしまっている選手は「打ちたい打ちたい」の気持ちが先走ってしまっていて、もう一間(ひとま)を作れていないように感じました。

■宮﨑選手の不調は年齢からくるものなのか調子が悪いだけなのか

 本日、ヒット1本は打ちましたが、チャンスの場面で2打席凡退してしまった宮﨑選手。あそこで犠飛一つでもあげてくれればなあと思ってしまいました。好相性の神宮球場で調子が上がってこないのはなかなかの重症なのではないかと感じました。

 3割常連ヒッターの宮﨑選手もいつの間にか36歳。年齢的に厳しいものがあるのかとも思ったのですが、違うような気がするんですよね。昨日のフジテレビONEで解説をしていた齋藤昭雄さんは「試合前のバッティング練習では結構飛ばしているんですけどね」と仰ってたし。

 私の中では宮崎選手は投球後に間を作るのが上手な選手だと思っているのですが、今の宮﨑選手はうまく間を作れていないような気がするんです。ちょっと早かったり、ちょっと遅かったり。ほんの少しのタイミングの問題のような気がするんです。

 ただ、このタイミングが今のスイングスピードと宮﨑選手が頭の中で描いているスイングスピードとの違いが出てしまっているといった面があったとしたら、それは年齢の問題なのかもしれない。

 と、勝手に宮﨑選手の状態をいろいろと妄想してみたのですが、実際のところはどうなんでしょうね。バットコントロールの巧さは今でもリーグ随一だと思うので、なにかきっかけをつかんで、調子を上げてほしいなと思っています。

【2025年4月30日対ヤクルト戦

横000100000|1

ヤ01000111× |4

明治神宮野球場(ビジター)

De1-4ヤクルト

敗戦投手  坂本(1勝1敗0S)

本塁打 度会 2号(4回表ソロ)