筒香嘉智の調子が結構、深刻なんじゃないか問題

 本日から鬼門の阪神3連戦ですが、早速負けてしまいました。しっかりとチャンスをもぎ取る阪神さんの地肩の強さといったらいいんでしょうかね。この地肩の強さってのはもちろんベイスターズに対しての強さっていうことなんですけども。いつになったら、この相性って解消されるんですかね。

  ベイスターズ・飯塚、阪神メッセンジャーの両投手の先発で始まったこの試合。飯塚投手は序盤に抜けた変化球はありましたが、要所は甘いコースを避けて抑えていきます。一方、メッセンジャー投手は全盛期の剛速球は鳴りを潜めましたが、緩急を使ったピッチングでベイスターズ打線を沈黙させました。

 均衡が破られたのは6回裏。1死からの糸井選手の2塁打を皮切りに2死満塁まで攻め立てます。塁が空いていたため、福留・糸原選手に対しては四球でも構わないといったような配球でしたね。

 飯塚投手の球数が100となったところで、エスコバー投手にスイッチ。いつも通りストレートで押していきますが、代打、原口選手がバットを折りながらの2塁打で先制されてしまいます。

 ベイスターズは9回に代打・桑原選手の本塁打での1点のみ。阪神メッセンジャー・ドリスという盤石なリレーで試合を終えました。

 私の視点ですが、ここで1本つながれば、巻き返せる。流れを取り戻せるかもしれないと思ったのが7回と9回の筒香選手の打席です。

 7回は1死1塁。3-2カウントでほぼど真ん中のストレートを見逃し三振。9回は桑原選手の本塁打の後に2死。2-1というヒッティングカウントでドリス投手の抜けたフォークをセンターフライにしてしまいました。

 どちらの打席も内容が悪すぎる。

 筒香選手、4月は打率.234ながら本塁打6本。5月は15日現在で打率.250で本塁打0本。明らかに打球の伸びがなくなっているのが見て取れます。

 最後に放った本塁打は4月29日のナゴヤドーム・中日戦でした。私が観戦した試合だったのですが、打った瞬間に「行った」と思わせる、いつもの豪快な本塁打でした。中日・田島投手の外の変化球をうまくバットに乗せて右中間の深いところにもっていきました。

 ああいう打球が見られなくなっているということは、力をうまくボールに乗せられていないのだと思います。最近、アウトコースの捌き方がおかしいというか、軸がずれているのかどうか、よくわかりませんが、体勢を崩しながら空振りをしてしまう場面をよく見ます。調子のよいときであれば、軸足がしっかりと地について、体重移動とボールが上手く合わせられているんですけどね。

 もしかしたら。それともやっぱり? どこかケガをしているのではないかと訝しがってしまいますね。

 筒香選手の調子はそのままベイスターズの成績に反映されてしまいます。筒香選手はそういう選手なんです。

 休むなら休む。シーズンは長いので、しっかりといつもの自分を取り戻して、打席に向かってほしい…だよー。

5月15日 阪神甲子園球場(ビジター)

De1-2阪神

敗戦投手 飯塚(0勝3敗0S)

本塁打  桑原2号(9回表ソロ)