4月23日 横浜スタジアム(ホーム)
De0-1中日
敗戦投手 クライン (2勝1敗0S)
関東地方は洗濯日和、野球日和でしたけども、ベイスターズは負けました。バルデスのおじさんに完全にしてやられました。中日さんは亀沢、ビシエドと守備のいい選手がそろってますね。ナゴド野球ってやつですかね。1点を守り抜く野球においては、中日さんの方が分があるように見えました。
筒香選手の不発が続く我がベイスターズは、現在、”つなぐ野球”がテーマとなっているように見えます。スモールベースボールってやつですかね。これを目指すには、石川雄洋、田中浩康、柴田竜拓といった内野手陣がキープレイヤーになるのではないでしょうか。
横浜大洋ホエールズ時代から、このチームは内野手というと攻走守、三拍子そろった選手を多く輩出していました。高木豊-高橋雅裕-石井琢朗。この流れを継ぐ選手は石川雄洋選手ですね。三遊間を抜ける当たり、ショートの頭を越えるライナーの当たりは前述の3選手の打球軌道を彷彿とさせます。
昨年の石川選手は絶不調でした。95試合出場して打率.205。進塁打のセカンドゴロが多かったとはいえ、不甲斐ない成績といっていいでしょう。バッターボックスからコーチャーズボックスに目線を送り、サインを確認しているとき、いつも不安そうに見えました。「えーヒッティングなの?バントじゃないの?俺、打てないんだから、バントにしてくれよお」。そんな表情に見えました。
今年の石川選手はサインを確認しているとき、キリッとしてますね。なにより、野球やってるのが楽しそう。
本日も4打数1安打でしたが、どれも石川選手らしい当たりでした。センター前ヒットを2塁打にした走塁もよかったです。
で、本題の「石川雄洋をファンはどう見たらいいのか問題」ですが、私が見てもらいたいのはこの打球ですね。私自身、打球とスイングフェチなもんで、石川選手の変化球を拾うように内野手の頭を越える当たりなんかを見るとニヤニヤしてしまうのですよ。ちょっとした変態です。ああいう打球を喜んで見られるかどうかって、野球バカかバカじゃないのか、野球ファンの本質が問われる問題なんじゃないかと思うのですけど…言いすぎかな。
あとは守備ですね。内野フライをとるのは上手なんですけど、ゴロがね。齢を重ねると足も遅くなるし、肩も弱くなる。ましてや、石川選手は肘の手術もしているんでね。不安要素が少なくない選手なんですよね。石川内野手。
でも、今年は取ってからのスローイングが早くなりましたね。変なステップを踏むことが少なくなったように思えます。あとは、ポジショニングをどう考えてるのかを見ておきたいです。好守の二塁手って菊池選手にしろ藤田選手にしろ、ポジショニングが上手ですもんね。球場観戦するときの一つの見どころになるのではないでしょうか。
いずれにせよ、今年の石川選手はちょっと楽しみです。何試合出場できるか、今の好調をどれだけ維持できるのかわかりませんけどね。