ベイスターズの2016年秋冬補強をおさらい問題【投手編】

 2016年は初めてベイスターズがCSに出場しました。しかし、ラミレス監督はさらなる補強をオーナーにお願いしていました。実際、ベイスターズは優勝できるための補強ができたのでしょうか。

 まず、投手から見ていこうと思います。今オフのベイスターズ最大のニュースは山口俊投手のFA移籍にあったように思えます。山口投手は2016年、11勝5敗、3完封、5完投と、ケガはありましたが、先発完投型という馬力、それと安定感がありました。

 

 投手陣のさらなる強化ということに関しては、山口投手、そして退団したぺトリック・ザガースキー投手の穴埋めプラスアルファが必要となります。

 2016年シーズンオフ。ベイスターズは外国人投手の補強に力を入れました。先発のウィーランドとクライン。中継ぎ・抑えにパットン。ドラフトでも濵口、水野など投手強化に力を入れているように見えました。先発向き、中継ぎ向きなどバランスのよい獲得だったように思います。

 ただ、どの選手も日本プロ野球の実績がないので計算はできません。FA市場ではソフトバンクの森福投手はいいなあと思っていましたが、巨人が獲得しましたね。ベイスターズは1人のスター選手を獲得するよりも皆で穴埋めしていこうという考え方なのかもしれません。どちらかというと、巨人のような補強方法よりも、現有戦力を軸にした上で弱点を補っていくような考え方の方が好きです。お金の問題もあるかと思いますが。

 ウィーランド投手はコントロール投手、クライン投手はストレートに力のある実力派型と聞いていますが、完投型かどうかはちょっとわかりませんね。先発を多めに獲得し、山口投手の完投分として、中継ぎ型を補強したという感じでしょうか。

 投手陣に関しては、「補強はした」と。ただし、というかやはり、ベイスターズがさらに強いチームとなるには、現有戦力のさらなる飛躍が必要不可欠というところではないでしょうか。個人的には2軍でローテを守った飯塚投手、シーズン後半に好投した三嶋投手あたりに頑張ってもらいたいなあと思います。

 やっぱり、現有戦力のレベルアップが一番の補強なのかなと。