ベイスターズ、前半折り返しAクラス問題

7月12日 横浜スタジアム(ホーム)

De7-2中日

勝利投手 ペトリック(1勝1敗0S)

87試合 40勝 44敗 3分 首位と11.5ゲーム差 3位

 勝てました。前半のちぐはぐな攻撃にはやきもきされましたが、先発投手ぺトリックのタイムリーで同点。ゴメス後藤、エリアン、ロペスの連打で突き放しと楽な試合展開に持ち込めました。

 ぺトリックはどうなんでしょうね。決め球に欠ける感じがしますが、ゴロアウトが多いので、手元で変化してるんでしょうかね。四死球を出してないのはいいですよね。とりあえず、後半戦の先発ローテには入りそうですね。

 打線については、ゴメス後藤選手の代打タイムリーが大きかったですね。これで左の下園、右のゴメス後藤と左右の代打の切り札がそろいましたよ。2人ともファンに愛されているベテラン選手なので、交代のアナウンスが告げられたときは盛り上がりますね。こういう盛り上がりって、選手を後押ししている感じがあっていいですね。気になるのは調子を落とし気味の桑原選手とケガの宮崎選手くらいでしょうか。ベンチは石川、乙坂、関根などレギュラー候補が控えていて、レギュラー選手はほぼ皆好調なので、後半戦は盤石の態勢で臨めそうですね。

 先発投手陣は山口のケガが気になりますが、そろそろ今永が戻ってきます。井納、久保康、石田がいて、熊原とぺトリックがローテ入り濃厚。ファームではジーモ、砂田、三浦が調整しています。ブルペン陣は須田幸太を筆頭として、タナケン、ザガー、加賀、小杉と左右バランスの取れた中継ぎ陣が形成されつつあります。そして、三上とヤマヤス。…全般的に疲れが出ている選手が多いですけど、オールスター休みで十分にメンテナンスをしてもらって、ヤクルト戦からは元気な姿を見せてほしいです。

 昨年は前半戦貯金5割の首位で折り返したベイスターズでしたが、今年は借金3で3位折り返しです。団子状態だった昨年と違い、今年は広島が一歩、いや、二歩も三歩も抜け出しています。

 昨年は、若手選手が多い中畑清的チームカラーが成績にも反映されたのか、7連敗と12連敗があって、プロ野球史上初の首位ターンからの最下位でした。前半では元気のよかった若手選手が息切れをしていき、後半戦は明るい材料が泡沫のごとく消えていきました。

 今年の最多連敗は交流戦の6連敗ですかね。ついこの間も4連敗ってのがありましたが、踏みとどまってますよね。この辺が昨年と違う好材料だと思います。切り替えることを学んだということでしょうか。

 ソフトバンクや巨人などに投手戦の横綱野球をされてしまうと勝ちきれないベイスターズですが、何気に昨年と比べると、選手層も厚くなって、ポジティブ要素が多いように思えます。今年はシーズン終盤まで野球を楽しめそうな気がします。