DeNAの1軍に優勝を経験しているベテラン選手が久保しかいない問題

6月16日 雨天中止

65試合 31勝 32敗 3分 首位と4.5ゲーム差 3位

 6連戦の初っ端に2連敗してからの雨です。恵みの雨でしたね。そういえば、昨日、嶺井が1軍登録し、モスコーソが2軍落ちしました。といっても交流戦明けの連休がありますので、すぐに上がってくるでしょう。

 さて。

 今日は、ブログタイトルに立ち返り、横浜DeNAが優勝するために必要なものを探ってみたいと思います。

 現在の横浜DeNAベイスターズの選手構成は若い選手が非常に多いです。出場選手登録がなされている10年選手は、ざっと見渡しても久保康友投手と下園辰哉選手しかいません。若い選手が多いと雰囲気もいいでしょうし、何より若い女性ファンも増えます。ですが…。

 以前、どこかの解説者が「若い選手が多いチームは、調子がよいと連勝を続けるが、連敗すると止まらない」という話をしていました。年齢的に若いと、いい意味で分をわきまえないというか、調子に乗りやすい。勝っているときはいいですが、一旦調子を落とすと経験が少ない分、歯止めがかからなくなってしまう。そういう意味なのだと思います。実際、若い選手の多いベイスターズはここ最近、連勝と連敗を繰り返しています。

 ベテラン選手の方が、個人のみならずチームのコンディションによって、自分が何をすべきか知っている。ベテラン選手は選手として力を発揮するということだけでなく、チームを鼓舞する、若い選手にアドバイスをする、若手選手が「あのベテラン選手があそこまで頑張っているのだから、俺も頑張ろう」と思う、など、ベテラン選手が果たすべき役割は多岐に渡る。また、優勝を経験しているベテラン選手は”優勝をするには何をすべきか”を知っていると思うのです。これは、会社なんかでも同じことが言えると思うのです。

 横浜ベイスターズが1998年の優勝した時には、スタメンに駒田、ベンチに荒井、ブルペンに阿波野と先発以外の各部署に優勝を経験したことのあるベテラン選手が分散されていました。若いチームでしたが、今思うと、キャプテンだった駒田をはじめ、彼らの役割が大きかったように思えます。

 今のチームも98年に近い雰囲気を醸し出していますが、やはりベテラン選手が足りない。トレードの期限は6月30日までなので、今年はちょっと難しいですが、オフには優勝経験があって実力のあるベテラン選手をぜひとってほしいです。気が早いかな。