三上朋也のアウトハイ問題

8月18日 東京ドーム(ビジター)

De7-9×巨人

敗戦投手 砂田 (1勝2敗0S)

本塁打 梶谷14号(6回表3ラン)

首位から12ゲーム

 負けた…だよー。勝てた試合だったのに辛い負け方でした。

 ヒットのなかったG.後藤選手にタイムリーが出て、バットが湿りがちだった梶谷選手から3ランが飛び出して、打線に新たな明るい兆しが出てきたんですけどね。リリーフ陣が誤算でした。

 なんとなく、回またぎの砂田投手は責められないような気がするんです。変化球が多かったようですが、あれはなんでしょうね。ストレートがよくなかったのか、変化球がよかったのか。宇佐美選手のサヨナラ本塁打はスライダーが真ん中に入ってしまいました。捕手・戸柱選手は外に構えていましたけどね。

 それよりも痛かったのは三上投手が放ったアウトハイのスライダーでした。そうです。陽選手に同点3ランを打たれたシーンです。インコースのストレートでカウントを稼ぎ、アウトローのストライクからボールになるスライダーで空振り三振を取ろうという算段だったのだと思います。アウトハイって右打者は手が出やすいそうですよ。いつだかのどこかの解説者がそうお話していた覚えがあります。

 三上投手の右打者アウトハイの被弾。今季何度見たことか。ファンでさえ、「またかー」と思ってしまうのですから。多分、三上投手が意識していない訳はないと思うのです。そのボール、ダメ、ゼッタイ。

 野球あるあるの一つとして、「代わった選手のところに打球が飛ぶ」というのがありますね。あれ、聞いたことがあるのですけど。打者が「あそこのポジション、選手代わったなあ」と気づいたことにより、そのポジションを意識してしまう。すると、いつの間にか、そのポジションに打球が飛んでしまうそうです。深層心理ですね。

 これは仮説ですけど、三上投手は「そこに投げてはいけない」「絶対に投げちゃいけない」と注意していたからこそ、アウトハイにボールが吸い込まれてしまったのではないでしょうか。

 もし、これが本当に当てはまるようなら、重症なんじゃないですかね。イップスみたいなもんじゃないですか。治るんですかね。いや、治してもらわないと困ります。

 記事によると、三上投手は抹消だそうですね。コントロールだけなんだと思うんですよ、三上投手。ファームでじっくりと調整して、また、浜照大三上様として1軍マウンドに舞い戻ってもらいたいですね。