ラミレス監督の負け試合の作り方問題

7月28日 ナゴヤドーム(ビジター)

De2-15中日

敗戦投手 熊原(1勝1敗0S)

96試合 46勝 47敗 3分 首位と11ゲーム差 3位

 ルーキー熊原投手、2回で7失点です。試合が決まるのが早かったですね。

 

 前回登板も前々回の登板も初回先頭打者に四球を出し、初回失点している熊原投手ですが、今回の先頭打者は四球を出しませんでした。三塁打でした。熊原投手はやっぱり立ち上がりの悪さが目立ちますね。3回、4回で1失点、2失点ならまだしも、本日は2回で7失点ですからね。どうにもなりませんわ。

 あと、気になったのは中日・平田に2盗塁されているところですね。熊原投手はモーションが大きいので、盗まれやすいですよね。鍵をかけない田舎の家みたいです。盗まれ放題。一旦、投球フォームも含めて二軍で考え直した方がいいんじゃないでしょうか。つか、すでに篠原コーチが二軍再調整を示唆してたみたいですけど。

 2回で7点とられてしまうと、後の投手、打者もテンションがあがりませんよね。中日の先発投手・バルデスを打ち込めませんでした。ブレ球なんですかね。それでも、桑原選手が固め打ち、石川選手と戸柱選手がマルチ安打でした。桑原選手はうまく拾って外野手の前に落ちるヒット、石川選手は三遊間、戸柱選手は一二塁間を抜けるヒットでした。

 石川選手はいいアピールになったのではないでしょうか。平場で2本のヒットです。それでもいつものヒットというか、外角の球を得意の流し打ちで仕留めたヒットでした。苦手とする内角のストレートはほとんどなかったですからね。内角をどう処理するのかが、課題なんじゃないですかね。

 ラミレス監督はあきらめが早いというか、これは賛否両論あると思うんですけど、6回で筒香選手とロペス選手を下げてましたね。7月24日の巨人戦でも1対9で負けましたが、筒香選手を途中交代させてました。ラミレス監督としては「ケガをされるのが一番怖い」ということなのだそうですよ。本日、ラジオで解説をしていた立浪和義さんは首をひねってましたけど。

 負け試合の作り方としては、中継ぎ投入にも、ラミレス流の采配が垣間見えますね。本日登板したのは中3日の久保裕也投手とザガースキー投手、そして前日に2球しか投げていない加賀投手でした。本日は3人とも失点してしまいましたが、この配列は24日と順番が同じです。中継ぎに役割を割り当て、なるべくローテーションを守っています。大負けしている場合はいくら打たれてもイニングは任せてしまう。

 正しいか正しくないかは別にして、采配が一貫しているというのはいいなと思います。仕事でもなんでもそうですけど、指導者や上司、先輩にあたるような人の発言と行動が一致してない人ってついていきたくないでしょ。

 それとですね。昔からベイスターズの選手って負けるときの雰囲気がよくないって聞きますよね。侍ジャパンに選ばれたときの井納投手は「負けていてもベンチの雰囲気が明るい」と驚いていたそうですしね。「今日は負け試合だ」と采配が示唆しちゃった方が選手も切り替えをしやすいのかもしれませんね。

 そう考えてみると、負け試合を負け試合にするのも悪くないんじゃないですかね。これは7月24日に観戦した私の一意見です。