ベイスターズ、2試合連続4点差逆転負け問題

6月23日 神宮球場(ビジター)

De7-8×ヤクルト

敗戦投手 平田 (0勝1敗0S)

本塁打  戸柱5号(4回表ソロ)、筒香7号(5回表3ラン)

 観戦されたベイスターズファンの皆さん、お疲れ様でした。辛い試合でしたね。開幕のヤクルト3連戦も辛い試合が多かったですけど、どうなんでしょう。今年の神宮は鬼門みたいですね。

 先発の井納投手は悪くなかったように思えましたが、6回裏は慎重に行き過ぎたように見えました。関根選手の牽制死や平田投手への継投など、まあ、ちょっと言いたいことは多々あります。全部ひっくるめて、まだ強いチームになりきれてないのかなあ。心理的に勝ちきれないところがあるのかなあと思いました。

 野球って選手の心理が反映されやすいゲームですよね。まず、先発投手が崩れやすいのは序盤と中盤。ローテ投手は大体7日に1回くらいのペースでマウンドに立ちますね。普通に考えて、まあ緊張しますわ。ここを乗り切れれば、打順が下位に進んでいく上に、先発投手は自分のぺースを取り戻すができる。しかし中盤になると、打順が一回りするので、相手打者も策を講じてきます。先発投手は勝利投手の権利を意識します。6回、7回と回が進んでいくと、先発投手は疲れが溜まってきます。ここからが勝負の分かれ目ですね。緊迫した試合になると1プレーが勝負を決することとなります。

 前回のオリックス戦は7回の3失点。本日の試合は6回の4失点。どちらも中盤から終盤にかけての失点でした。また、どちらの試合もミスで流れを渡してしまったように見えます。

 野球用語に”流れ”という言葉がありますけども、あれって、心理状態のことを指しているのではないかなあと思うのです。「絶対に抑えなきゃならない」、「次の打者につなぐバッティングをしよう」、「俺が試合を決めてやろう」。選手たちのさまざまな感情がうずまきながら試合が進んでいきます。そして、ミス1つで自チームの選手たちはショックを受けることになります。エラー1つで投手の感情はマイナスに働くことがあるでしょうし、牽制死一つで、配球が変わるでしょうし、打者のバッティング計画もゼロから考え直さなければならなくなります。

 私はプロ野球選手ではないので、本当の気持ちはわからないのですけど、上記の理論(理論ってほどのものでもないですけど)が当たっていれば、6,7回って結構大事なイニングになりますね。今のベイスターズは特に、このイニングをしっかりと引き締めてプレーをしなければならないのではないかと思います。もしかして、リリーフ陣を信用しすぎてはいませんかね。2試合続けて、「今日は勝ったな」と思ってしまっていた私自身は、実際にリリーフ陣を信用しすぎていましたよ。

 負けてしまった試合はしょうがない。トゥモアナ。トゥモアナ。打線はつながっているようなので、これにめげずに上を向いて試合に臨んでほしいですね。