石田健大6回86球無失点交代と中継ぎの内角使い方問題

9月8日 横浜スタジアム(ホーム)

De3-5ヤクルト

敗戦投手 田中(3勝3敗0S)

130試合 61勝 66敗 3分 3位 

2位と5ゲーム差 4位と3ゲーム差

 負けました。7回の失点が全てですかね。3点リードしていて継投で逆転されてしまうのは痛いです。以降のベイスターズの攻撃は当たりが良くても相手の守備範囲に入ってしまっていました。流れが向こうに行ってしまっていたんですかね。

 先発は中5日で石田投手。序盤はナイスピッチングでしたが、中盤から粘られてランナーを出す機会が増えました。球速も少しずつ落ちていきましたね。そこで6回に降板します。

 7回は加賀-タナケン-須田のベイスターズが誇る中継ぎ陣で4点も取られてしまいました。ヒットにされた打球は全てライト方向でした。残念であると同時に、相手打者のこの3人への攻め方としては非常に正しいなとも思いました。

 加賀投手はストレートとスライダーを軸にしたピッチングが特徴。タナケン投手は遅いスラーブが決め球。須田投手はキレのいいストレートだけで抑えられるようなピッチャーです。

 3人とも、内角に一つでもいいところにボールを放ることができればアウトコースを有効に使うことができます。本日も戸柱捕手はこの3人に対して何度か内角を構える場面がありましたが、高めに浮いてしまったり、外れてしまったりとうまく内角を使うことができませんでした。内角に1球でもいいところに放れていれば、アウトコースの変化球で空振りしてもらえる可能性が高い。この辺が敗因だったように思えます。

 結果、加賀投手はランナーを1人残して交代。タナケン投手はアウトを一つも取れず、須田投手は打ち取っていたけどもセンター前のポテンヒットで失点してしまいました。特にタナケン投手は重症ですね。スラーブ系の球を狙われているように見えます。ストレートの球速があまり出なくなってしまっているので、遅い変化球との球速差が出なくて、タイミングを合わせられているように見えました。

 タナケン投手も含めて、全体的にブルペン陣の調子はあまりよくないように思われます。ラミレス監督は「石田は中5日だったから交代した」とコメントを残していますが、もう1イニングくらいは投げさせてもよかったのではないかと思います。

 確かに結果論ではありますけども、9月4日の今永投手の交代問題が1回ありましたからね。石田・今永両投手は100球前後で交代することが多いですけど、現状を鑑みると、それ、1回取っ払っていいんじゃないかなあと思います。