気合の入った釣り球に弱い筒香嘉智問題

7月31日 マツダスタジアム(ビジター)

De4-6広島

敗戦投手 三上(2勝3敗0S)

本塁打(Deのみ)桑原 8号(1回表ソロ)

99試合 48勝 48敗 3分 首位と10ゲーム差 3位

 本日の敗北は悔しいですね。シーソーゲームを落としました。ポイントは投手継投にあったような気がします。

 先発は今永投手でしたが、1点ビハインドの5回。1アウトランナー2,3塁、バッター・ルナを迎えるところで外国人キラーの加賀投手に代えます。加賀投手はルナを三振、新井をファーストゴロに抑え、役割を果たします。

 

 6回表に逆転すると、ラミレス監督は須田投手を投入。勝ちパ中継ぎを前倒ししました。6回はランナーを出しつつなんとか抑えますが、ラミレス監督は回またぎを決行。キクマルコンビに連打を浴びてしまい、交代。三上投手がマウンドにあがりますが、新井2塁打、サード白崎エラーで3点献上。逆転されてしまいます。三上投手には回またぎで8回を投げさせますが、菊池にソロ本塁打を打たれてしまいます。

 8回は田中・丸と左打者2人が控えていたのでタナケンかなと思いましたが、続投でした。先発が今永投手ということでほかの広島打線は右打者をずらりと並べていました。また、須田投手と三上投手で勝ちに行くというラミレス監督の気持ちの表れだったのかもしれません。

 この件に関しては、賛否あるかもしれませんが、”勝負を賭けたけど負けた”ということなのではないかと思います。結果論ですね。

 あと、これは敗因とは言い切れないですが、筒香選手って釣り球に弱いなあと思いました。特に気合の入った釣り球ですね。本日でいうと、1回の岡田と8回のジャクソンです。抜けた球だと6回のような2ベースとなります。ちょっと前ですけどソフトバンク交流戦のときも、同じような球で森福にやられてましたね。気合の乗った釣り球って、つい振ってしまうんでしょうね。勝負師として体が反応してしまうのでしょうか。

 やはり筒香選手はチームの軸となる選手なので、こういう三振をとられてしまうと、チームの勢いが消沈してしまいますね。逆に相手チームの勢いは加速します。

 あのボールをあっさり選べるくらいの打者にまで到達してくれると、もっと怖いバッターになるんじゃないかなあと思いました。

 本日はひきずりそうな負け方ですが、幸いにして1日移動日がはさみます。次のカードはホームで好調・阪神を迎え撃つことになりますが、うまくリフレッシュして試合に臨んでもらいたいですね。