戸柱恭孝は捕手のレギュラーを本当にモノにしてくれるのか問題

6月26日 横浜スタジアム(ホーム)

De4-9巨人

敗戦投手 モスコーソ(4勝6敗0S)

72試合 33勝 37敗 3分 首位と9ゲーム差 3位

 前半で試合が決まってしまいました。試合後半に粘りましたが、9点差ですんで、どうしようもありません。試合を見に行った方はお疲れ様でした。お客さんのためにも、序盤は最低限の試合を作ってほしいですね。

 そんな中でも石川に当たりが出てきたり、小杉、長田の右中継ぎ陣がしっかりと抑えてくれたりと明るい材料もありました。

 敗戦理由はモス戸柱コンビに尽きますね。ギャレットに打たれた3本塁打は全てストレート。シーズン前半は内角に腰が引けているようなバッティングをしていましたが、修正されています。モスの変化球があまりよくなかったようなので、仕方ない部分もあったのかもしれませんが、いくらなんでも打たれすぎましたね。今日は戸柱捕手のリードにも問題があったと思います。

 やっぱり、キャッチャーがしっかりしてもらわないと、優勝はできないと思います。

 私がファンになったときの横浜(大洋)の捕手は若菜選手でした。市川がいて谷繁・秋元の併用時代があって、谷繁独走。中日とのトレードがあって、中村武志がありつつの相川。2008年に相川の移籍が決まってから、横浜の捕手地獄が始まりました。

 なんで、こんなに育たなかったのかわかりませんが、今年、やっとノンプロルーキーの戸柱捕手がポジションをほぼ手中に入れております。年齢的にも26歳なので、投手陣とのコミュニケーションも対等に行えるようですし、安心感があります。チーム防御率の向上、捕手打者としての能力、肩・キャッチングなどの守備力。今年は怪我人に泣かされているベイスターズですが、今の位置にいられるのは、戸柱のおかげといってもいいと思います。ラミレス監督も「これまでみた捕手の中で一番」と太鼓判を押しています。キャッチャーフライがとれないのは謎ですけど。(レーシングしてほしい…)

 シーズンは長いです。ギャレットの例もそうですが、相手打者の情報は刻々と変化していきますし、体調管理など、初めての経験であることも多いでしょう。また、捕手って簡単にとれるポジションではないんですよね。「考えるスポーツ」(誰かの受け売り)と言われる野球の中で一番頭を使うのが捕手です。経験がモノをいうのも捕手です。

 戸柱捕手にはしばらく勉強してもらいつつ、この横浜捕手戦争に終止符を打ってもらいましょう。控えは、打つ方でも活躍ができる嶺井捕手がいいと思います。捕手は1人がレギュラーを務めたチームの方がやっぱり強いです。